膝痛からの ”痛~い” 学び ①

女性向けの「筋肉トレーニング」に通い始めて

もう1年半になります。

 

大震災の半年後

ある日、突然

膝が痛くて思うように歩けなくなったのです。

 

病名は

変形性膝関節症

 

耳を疑いました。

歩行時の重心の移動は常に意識していたのに

 

紐の靴で足首をしっかりホールドしていたのに

 

エスカレーターより階段を使うようにしていたのに

 

毎日犬の散歩で30分の速歩きをしていたのに

 

グルコサミンとコンドロイチンを摂っていたのに

 

定期的に整体に行って身体のバランスを

整えてもらっていたのに

ロコモティブ・シンドロームになってしまった!!

 

何がいけなかったのだろう?

 

何が足りなかったのだろう?

病院では鎮痛剤と湿布薬だけの処方。

「変形のレベルはどのくらいですか?」

の問いかけに

 

「末期とは言わないけれど、後期ですね。

お年ですから、 もう治りませんよ」

と医師のつれない言葉。

痛み出して

まだ2~3日しか経っていないのに

 

「後期ですって?」

 

思わず「やぶ!」と呟いてしまいました。

もちろん心の中で・・・

現状を憂えている暇はありません。

自分で何とかしなければ。

 

頭の片隅に「寝たきり」の文字が

チラッと浮かぶのを振り切ります。

現代医学では

手術以外は

対症療法しかないと

分かりましたので

 

早速ネットで検索スタート。

そして

さらし布の包帯を

ギブスのように脚に巻いて

膝をサポートする治療法に出会ったのです。

タクシーと電車で何とか通える範囲に

巻き方を教えてくれる治療院を見つけました。

 

治療師の先生は

最初に

私が立った状態での「足型」を取り

 

次に

10歩ほど歩かせてその途中で「足型」を取りました。

 

「面白いことをするんだなあ」

くらいにしか思っていなかった私は

 

その結果を見せられて

ガクゼン!!!

 

静止している時のものには、足指がくっきり写っているのに

 

歩行時のものには、足指の姿がぼんやりとしか見えません。

 

親指は半分消えかかっているし

 

小指に至っては

「あれ、どこに行っちゃったの」という感じです。

静止時には

顕在意識が働きますよね

「正しい姿勢をしなくては」と。

 

だからそれなりに指の姿もあったのでしょう。

歩いている途中で

いきなり測定されると

 

それまでの人生で身体に染みついた

姿勢と歩行の癖が

自然と表れてしまうのでしょう。

 

そうなんです。

 

私は足指を使って歩いていなかったんです。

 

指の腹、主に母指丘に力を入れて

肝心の指を

浮かせるようにして歩いていたらしいです。

 

その証が母指丘の皮膚の硬化でした。

 

私にはまだその兆候はないのですが

 

友人の半数くらいに見られるくらい

 

ポピュラーな「外反母趾」は

 

まさにこの「浮指」が原因だそうですよ。

 

 

7~8歳までは下駄をはいて通学したり

 

わら草履をはいてゴムとびなどをしていましたので

 

無意識のうちに足指を使っていたはずです。

 

靴を履くようになって60年あまり。

 

いつの間にか

足指で地面をつかむように踏みしめて歩く

習慣が無くなっていました。

幼いころは

鼻緒のある履物をはいていたお蔭で

無意識のうちに

足指を使って歩いていたのです。

 

まさに時代がくれた幸運でした。

 

靴をはくようになって以来

「足指を意識して歩きなさい」

と教えられた記憶はありません。

 

なぜなら、靴と言う履物は

 

足指を意識しなくても

不自由を感じないで歩けるからです。

成人式や卒業式シーズンに

振り袖姿のお嬢さんたちを目にしますね。

草履の音が「パタパタ」と大きく響きます。

足指で鼻緒をしっかり掴んでいないからですね。

 

美しい歩き方ではありませんし

何よりも

彼女たちの2~30年後が思いやられます。

赤ちゃんがハイハイからやがて

つかまり立ちに移る頃

 

足指に力を入れて

つま先立ちをしながら

膝を曲げたりのばしたりします。

 

かかとで立って

足指を浮かせているような

赤ちゃんはいませんよね。

 

ところで

 

足のつま先から膝までと

手の指先から肘までを

 

中医学では「根本部」と呼びます。

 

この範囲を治療することを

根本療法と言います。

 

「根本的に治す」という表現の源は

もしかしたら

この辺にあるのかなと思ったりするのですが・・・

この根本治療の重要ポイントは

どこでしょう?

 

ピンポ~ン

指なんです。

 

井穴をはじめ、指の付け根にかけて

 

重要なツボが並んでいますからね。

 

手の指は誰でも日常的に使いますが

 

足指を使わずにほったらかしにしていれば

 

その部分の血行が悪くなり

 

経絡の視点で眺めても

 

構造的な視点で眺めても

身体全体に重大な影響を及ぼす結果を

招くことにつながると思うのです。

 

あんなに、あんなに小さなモノなのに

健康のカギを握っている足指に

 

アテンションプリーズ!!

 

 

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