ネコ人間の時代 ③

 

ネコばかり話題にしてきましたが

この辺で

イヌにもご登場いただきましょう。

 

最近では

社員旅行も少なくなりましたので

宴会も下火になっているかも知れません。

 

この宴会や飲み会は、社員の親睦を深めるための儀式で

ふれあいの儀式とも言えるでしょう。

 

この場では

暗黙のルールがあるようです。

 

≪盃やグラスのお酒がなくなっても、自分で注いではならない≫

 

≪お酒がなくなりそうな人の盃やグラスには

すぐにお酒を注ぎ足さなければならない≫

 

ふれあいを続けるための知恵なのでしょう。

 

このふれあいの儀式で本領を発揮するのは

他ならぬイヌです。

ふれあい大好きですからね。

喜々として会場内を動き回ります。

 

一方

ネコはどうでしょう。

心の中では、つぶやいているはず。

 

≪注ぎたくもない人に、何でこの俺が注がなきゃなんないんだ≫

≪飲みたいヤツは勝手に飲めばいいんだ≫

≪俺は自分のペースで飲みたいんだ。注がれるのも迷惑だ≫

 

でも同僚たちから疎まれないように

本音は心の内に閉じ込めて

しぶしぶ儀式に参加するのです。

 

隠そうとしても心は、多少とも態度に現れてしまうもの。

堂々と振る舞うイヌに比べて

ネコはどこかぎこちない感じです。

 

ところで

イヌにふたつのタイプがあります。

典型的なイヌと怠け者のイヌ。

 

典型的なイヌは

勤勉・忠実・献身・群れを作る・ふれあい好き。

 

会社員であれば、会社が一番落ち着く場所なのかも。

序列を大切にするので≪先輩≫という言葉をよく口にします。

 

これからの日本社会で生き残っていくのは、どのタイプでしょう。

 

典型的なイヌは、勤勉を武器にして何とかしのいでいくでしょう。

辛い立場に置かれるのは、怠け者のイヌなんですね。

 

日本の大企業は≪なまけもののイヌ≫にとって

これまでは、とても居心地のよいところでした。

 

身についた協調性、忠誠心を示せば、リストラされることもなし。

同年齢の同僚との給料の差も少ない。

 

≪たいして仕事らしいこともしないのが

職場に1人は、いるんだよなぁ≫

 

≪あいつのしわ寄せがこっちに来るんだから、やってられないよ≫

 

というボヤキを耳にしたことはありませんか。

 

バリバリ働かなくても給料は貰える。

ゴルフ、宴会、カラオケとふれあいの機会はたっぷり。

 

≪仕事以外のことになると、がぜん張り切るヤツがいるんだ。

あの情熱を仕事にも注いでもらいたいもんだね≫

 

しかし

企業をとりまく環境が厳しくなっているのはご存じの通り。

仕事は結果で評価される傾向がでてきました。

同僚との給料の差が大きくなっていきます。

経費節減で仲間うちでのふれあいの機会も減少。

 

悪くするとリストラの対象になりかねないのです。

なまけもののイヌは、悲哀を感じることに・・・

それでは

勤勉なはずのイヌが、なぜ怠け者になってしまうのでしょうか。

その謎を解くヒントになる観察が報告されています。

 

勤勉の代名詞とも言われるアリでさえも

働かないアリが一定の割合でいるのだそうです。

それならばと

働きもののアリだけを集めてグループを作ると

ある割合で働かないアリが出現するのだとか。

 

きのうまでの働き者が今日からは怠け者に・・・

不思議ですよね。

 

自然界はバランスを取っているのかも知れません。

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