ジョコビッチは、なぜ強くなったのか

 

2年ほど前に

【小麦は食べるな!】という本が話題になったことを

憶えているでしょうか。

 

パンが大好きな私は

衝撃的なタイトルに引かれて貪るように読みました。

 

驚くような事実のオンパレード。

 

食の常識を根本から覆すといっても言い過ぎではないくらい。

現代の病のほとんどが小麦由来だったのです。

 

しかも

大好きな全粒粉パンも槍玉に挙がったのには更にびっくり。

 

それ以来

できることから始めようと行動開始。

 

私が実践したのはパンを止めることだけ。

ときどき、うどんを食べましたし

お付き合いでケーキを食べることも・・・

 

1年数か月の間に、3~4回くらいは

無性に堅焼きのパンが食べたくなったことがあります。

 

もちろん我慢せずに食べました。

そして≪あぁ、やっぱりね≫と体調の変化を確認したものです。

 

私が中途半端な小麦断ちのまま

現在まで来ているのも

差し迫った不調を抱えていなかったからでしょう。

 

もし肥満とか腸疾患や糖尿病の悩みがあったとしたら

きっぱりと完全な小麦断ちをしていたと思います。

 

こんな生ぬるい意識状態の私にカツを入れるかのように

先日ある本が飛び込んできました。

【ジョコビッチの生まれ変わる食事】

 

ジョコビッチといえば今ではテニス界の世界王者。

2011年ウィンブルドンで優勝し

少年のころから夢見ていた世界一を達成。

 

しかし、それまでのジョコビッチは

試合中に倒れることで有名だったのだとか。

喘息の発作がおきたり霧がかかった頭が判断を狂わせたり・・・

 

≪才能が足りないわけでもない≫

≪練習も工夫しているし、量も充分だ≫

≪食事にも随分気をつけているし≫

 

≪いったい何が悪いのだろう?

何が足りないのだろう?≫

ジョコビッチには不調がおこる原因が分かりません。

 

2010年クロアチアの大会に転機が訪れます。

細身で白髪、ヒゲぼうぼうの男が現れます。

セトジェヴィッチ博士でした。

 

≪あなたの姿をテレビで見て、手助けの術がわかった≫

見知らぬ人にこう提案されて

すぐに乗り気になれる人は少ないでしょう。

 

しかし、ジョコビッチはゴーサインを出します。

運命の分かれ道は

こんなふうに突如として出現するのかも知れませんね。

 

直感が働いたとも言えますが

幸か不幸か、戦時下のクロアチアに育ったことで

彼は貴重なことを学んでいたのです。

 

共産主義体制下では

こんな思考回路を叩きこまれます。

考え方も、生き方も、食べるメニューも

ひとつしかないと思い込んでしまう思考回路。

 

ジョコビッチは6才からエレナ先生の指導で

テニスはもちろんあらゆることを学んでいました。

 

≪新しい思考を身に着けなさい≫

≪新しい手段を求めることをストップしてはだめ≫

これがエレナ先生のポリシー。

 

オープンマインド(開かれた思考)が身についていたから

幸運の女神の後ろ髪をつかむことができたのですね。

 

博士はあるテストを始めます。

 

≪左手をお腹に当てて、右手を横にまっすぐ伸ばしてみて≫

≪君の右腕を押してみるから、逆らってくれ≫

 

次に、パンが一切れ彼に手渡されます。

 

≪お腹の前でこれを持って、もう一度右手を伸ばしてみて。

また同じように押してみるからね。

抵抗する腕の感覚の違いが分かるかな≫

 

ジョコビッチは驚きます。

≪腕から力が抜けた≫からです。

 

彼は【グルテン不耐症】という言葉を初めて知ることに。

≪これが君の体がパンを拒絶している証しだ≫

 

博士の行ったテストは【キネシオロジー】といって

O-リングテストの原型になったもの。

 

彼はさらにELISAテストを受けるように勧められます。

 

食物アレルギー、薬物中毒、HIV感染に至るまで

あらゆることがわかる血液検査だとか。

 

血液検査の結果が戻ってきたときの衝撃は大きかったそうです。

小麦と乳製品、トマトも少し。

 

≪君の体の機能を上げたいのであれば

パンを食べるのはやめなさい≫

≪チーズもだめだね。トマトも減らすことだ≫

 

≪先生、待ってくださいよ。うちの両親はピザ屋なんですよ!≫

≪一生涯パンをあきらめる必要はないよ。2週間だけでいいんだ≫

 

とにかく最初の1週間は辛かったそうです。

しかし

日が経つにつれて、体が軽くなり、活力が湧いてきて・・・

14年間悩まされてきた夜間の鼻づまりが突如消え去って・・・

 

1週間目が終わるころには

クッキーやパンが欲しくなくなって・・・

朝最高の気分で目覚めるようになって・・・

 

ジョコビッチはもう信じるしかありませんでした。

 

2週間を終えると博士はこう指示してきました。

≪ベーグルを食べなさい。これが本当のテストだよ≫

 

驚いたことに

グルテンを再び食事に取り入れた次の日

二日酔いのような状態に襲われます。

 

ベッドを這い出るのもやっと。

めまいもするし、鼻づまりも再発。

 

≪これが何よりの証拠だ。

君の体がグルテン不耐症だと知らせてくれているんだよ≫

 

こうして、ジョコビッチは

わずか18カ月でどん底から世界王者へと辿りついたのです。

 

ジョコビッチ選手のオープンマインドを見習ってはいかがでしょう。

古い考え方に捉われて

新しい経験に、二の足を踏んでいると

その間に幸運の女神は通り過ぎてしまいますから。

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