≪ありのままでいること≫が許されなかったコムギの反逆

 

あなたは小麦畑を眺めたことはありますか。

 

農家に育った人でしたら、ご存じかもしれませんが

昔の小麦は茎が長かったそうですね。

 

そのせいで台風で倒れたり

茎の成長に時間がかかったりとマイナス面があったとか。

 

現在では

茎の短い品種が世界中に供給されているそうです。

【矮小小麦】といいます。

 

≪マイナス面が解消されてよかったね≫となるはずですが

思わぬ落とし穴が待っていたのです。

 

それは開発に関わった遺伝子学者たちの

思い込みによってもたらされました。

 

大自然をいじりすぎた人間の傲慢さへの

警告ともとれる事態が現在も進行中なのです。

 

問題の矮小小麦は、こんなきっかけで生まれます。

 

あるとき

大量の窒素肥料を与えると

不釣り合いなくらい巨大な種子が実ったそうです。

 

食料増産には願ったりの現象でしたが

先端が重いので、茎が腰折れするのが難点でした。

 

そこに

遺伝子学者ボーローグ博士が登場。

巨大な種子と短い茎を合わせ持った品種の開発に成功。

 

茎が短いと

成長する時間が短くて済みますし、肥料も少なくて済みます。

 

博士は

世界の飢餓を救った功績によって

ノーベル平和賞を授けられました。

 

 

しかし、この開発には重大な過失がありました。

 

それは

新しい品種にたいして動物実験も

人体への安全確認の試験も行われなかったということ。

遺伝子情報が大幅に変えられたのに・・・です。

 

信じられないことですが

植物遺伝子学者たちは自信にあふれていたとか。

 

≪交配によって作られる品種は人間が食べても安全なはず≫

≪交配や品種改良をしても

基本的に小麦であることに変わりはない≫

 

だから、安全テストは必要ないと・・・

何という自信過剰と怠慢!!

 

実際にはこんなことが起きていたことが明らかになりました。

 

交配した新品種のタンパク質の95%は親と同じですが

残りの5%には、どちらの親にもないタンパク質が現れるとか。

 

ある交配実験では

14種もの新しいタンパク質グルテンが

子どもの品種に存在することが明らかになったそうです。

 

悪い意味で、何よりも注目すべきことは

 

現代の品種と一世紀前の品種をくらべると

【セリアック病】に関連するグルテンの遺伝子量が

現代の品種に多いことが分かったこと。

 

【セリアック病】をご存じでしょうか?

私は【小麦は食べるな】を読むまで知りませんでした。

 

典型的な症状は、腹痛、下痢、継続的な体重減少だそうですが

これらは患者の50%にしか現れないのだとか。

 

残りの50%の患者は

セリアック病とは無関係な症状や体調不良に見舞われるので

診断が難しいそうです。

【潜在性セリアック病】と呼ばれています。

 

例えば

 

貧血、偏頭痛、関節炎、神経障害、不妊

子どもの低身長、うつ病、慢性疲労など。

 

また、何の症状もないまま過ごし

年をとってから

神経障害、失禁、認知症、消化管ガンを発症する人もいるとか。

 

セリアック病は

自分には遠い存在のようなつもりでいましたが

軽度の症状という意味の

【ライト】セリアック病という言葉を知ってビックリ!

 

逆流性食道炎がそうなんですって・・・

夫が患いましたし、私も胃の内視鏡検査で

その兆候があると言われたことがありました。

 

また、過敏性腸症候群も代表選手ですって・・・

腸管が混乱した状態。

腸管がめちゃくちゃな規則に従ってしまい

カラダのスケジュールが乱れるのだそうです。

 

大腸を含む内視鏡検査でも

異常が見られないので精神的なものとされ

抗うつ剤を処方されることもあるとか。

多くの人に発症しているのに

十分理解されていない病気だそうです。

 

いかがでしょうか。

コムギの反逆による症状に多少は思い当たりませんか。

 

25才で発症していないからと言って

45才で発症しないという保証はありません。

 

さらに

腸の機能を破壊する以外にも

新たな症状がどんどん増えているそうです。

 

あなたの腸が健康で、毎日快便に恵まれていても

 

カラダのほかの組織が

セリアックに似た形で影響を受けていないと誰が断言できるでしょうか。

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