耳をひっぱるだけでカラダが変わる ③

 

子どものころ、教室で度々目にした光景。

いたずら好きの男の子が、窓ガラスの面をとがったもので引っかきます。

何とも形容しがたい不快な音が響き渡り

女の子たちは思わず耳をふさぎ、顔をしかめます。

その様子を面白がって、ますます図に乗るいたずらっ子。

 

そんな情景を思い浮かべながら

ぎーっと引っかくような不快な音が

耳に入って来るのを想像してみてください。

 

首や肩のみならず

歯をくいしばったり

手を握りしめたりして

緊張の度合いが強くなりませんでしたか。

 

耳の付け根のあたりは、どんな感じですか。

耳の後ろとこめかみの辺りが、ぎゅ~っと固くなって緊張したのでは?

 

同じような緊張を

むずかしい話を聞いたり、聞きたくない話を聞かされたりした後

多くの方が経験していることでしょう。

 

「あ~ぁ、やれやれ、やっと終わった~」と

首を回したり、肩を叩いたりして

無意識のうちに緊張をほぐそうとしたことも。

 

耳の周辺の筋肉の緊張は

カラダの側面にある筋肉のつながりを介して

カラダ全体に伝わります。

 

ということは

カラダの緊張は、その大本である耳をゆるめれば

解放させることができることになりますね。

 

そのための【耳引っぱりワーク】のご紹介をいたしましょう。

筋肉のつながりを意識したものです。

 

①固めの布団に横向きに寝ころがってください。

首がまっすぐで楽でいられるように枕を調整。

 

②両ひざの間にクッションを挟んで、カラダを安定させましょう。

 

③片方の耳の付け根をつまんで

頭の骨から浮かせるようにしてから

上下、前後の方向に引っぱります。

 

前(顔)側へひっぱる。

耳の後ろ側の筋肉を伸ばしてゆるめます。

後頭部や首の後ろ側がゆるむのを感じましょう。

この部分は目を動かす筋肉と関係が深いので

目もすっきりすることでしょう。

 

後ろ側へ引っぱる。

こめかみの辺りの筋肉を伸ばしてゆるめます。

頭が重く感じるときにお勧め。

 

上(頭頂)側へ引っぱる

耳の下の首筋につながる筋肉を伸ばしてゆるめます。

首の深いところにある筋肉がゆるむので、あごの緊張がとれてすっきり。

 

下(首)側へ引っぱる。

頭の側面につながる筋肉を伸ばしてゆるめます。

あごを動かす大きな筋肉があるところで

カラダの側面全体に大きな影響を持ちます。

顎関節➡肩関節➡股関節というように・・・

 

片耳が終わったら、一度立ち上がってみて

カラダ全体の左右のバランスの違いを確認しましょう。

ワークした側に何らかの変化を感じましたか。

 

慣れてきたら椅子に座ったままでもOKです。

背もたれに寄りかからないで背筋を伸ばして行いましょう。

 

緊張のパターンには個人差があるそうですが

あなたの緊張はどのパターンでしょうか。

耳が緊張すると、肩も同時に緊張する人

耳が緊張すると、のどやお腹が緊張する人など。

パターンが複雑になればなるほど

絡み合った緊張の糸を解くのはむずかしくなるそうです。

 

一方

絡み合った緊張の糸を解くのにも、さまざまなパターンがありますが

そのパターンのひとつとして

耳の緊張をゆるめることを習慣にしてはいかがでしょうか。

そして

緊張を溜めこまずに疲れにくいカラダを目指しませんか。

 

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