魂の次元で生きる

flying girl and feather on the color background

 

ここに、ある一人の若者がいます。

 

順風満帆だった「ふつうの毎日」

ほんのちょっとしたきっかけで

あっという間に「転落人生」になってしまったお話。

 

37歳男性。

都内の一流私立大学を卒業して

一流企業の正社員。

しかし突然のリストラにあい

やむを得ず非正規雇用になりました。

 

年収も500万円から290万円にダウン。

結婚するつもりだった恋人とも破局。

 

仕事の意欲も低下して

当然ながら単純ミスが目立つようになります。

 

「おまえの代わりはいくらでもいる!」と

罵倒されることが重なり

いつしかプライドはズタズタに。

 

自尊感情は急降下。

「俺、もうダメかも。生きている価値ないかも」と

つぶやくこともしばしば。

 

 

事の発端は社会の経済状況の変化でした。

 

本人に致命的な原因はなくても

突然、時代の「負け組」にふるい分けられてしまう。

まさに、運が悪いとしか言いようがありません。

 

いったん運が悪くなると

さまざまな不運が一挙に押し寄せ始めます。

 

結婚できなくなる

収入が低くなる

友だちと会いづらくなる

人の目が気になり始める

眠れなくなる

うつになる、etc

 

目まぐるしく変化する今のような先の読めない時代に生きていると

次に運の悪い人に選ばれるのは

私かもしれないし

あなたかもしれません。

 

そういう時代のなかで何が起きても

 ギリギリのところで踏みとどまっていくために必要な力

 それが「あきらめる力」だという。

 

 

この若者はその後、どうなったでしょうか。

 

彼は厳しい現実を受け入れ

「これがないと幸せになれない」と

 思っていたことをあきらめていきます。

 

結婚するのをあきらめ

正社員になる可能性が低いことを認め

低収入がしばらく続くであろうことも認め

引け目を感じる同期の友人とも会わないと決め

精神神経科クリニックに通い続けます。

 

 

さて、すべてをあきらめた彼には何が残るのでしょう。

 

ギリギリのところで幸せを手にする術は残されているのでしょうか。

 

   いわゆる「世間並みの幸せ」ではなくてもいい。

「自分だけの幸せ」を手にすることはできるのでしょうか?

 

 

自分だけの幸せを手にするには、どうすればいいのでしょうか?

 

そうです。

それは「心のものさし」を変えること。

 

結論から言えば

「世間並みの幸せ」を追い求めるのではなく

「魂の次元で生きる」こと。

 

 

世間並みの幸せとは?

 

健康で、家庭的にも経済的にも恵まれて

さらに社会に必要とされている・・・といったところでしょうか。

 

 

これらの世間並みの幸せをあきらめた37歳の彼に残されたのは

「自分だけの幸せ」という視点でした。

 

それはスピリチュアルな次元の幸せを意味します。

言葉を変えれば

「魂の次元で満たされて生きる」こと。

そういう意識状態でいると

深い充足感が体の奥底から湧きあがってきます。

 

人間はすべての幸せをあきらめても

心の一番奥にある、一番大切なもの

魂だけは、手放さずに済むのです。

 

そしてそれが

人生で一番大切なものだということを、どうぞ憶えておいてください。

 

 

しかし

魂の次元で生きるといわれても

具体的には、どうすればいいのでしょうか。

 

次のようなことを自らに問いかけつつ日々生きることだという。

 

「私が、この時代の、この国の、この場所で生きていることには

どのような意味があるのか」

 

「私の命にはどんな意味があり、どんなミッションが与えられているのか」

 

「人生は、何を私に問いかけ、呼びかけているのか」

 

「私の魂にはどんなミッションが刻まれていて

何をするためにこの世に降りてきたのか」

 

 

冒頭の若者のその後は、ご想像にお任せしましょう。

 

心のものさしを変えて魂の次元で満たされて生きていってほしい

「自分だけの幸せ」を見つけていってほしいと

願わずにはいられません。

 

 

ところで

あなたは「夜と霧」を読んだことがあるでしょうか。

 

ナチスの強制収容所からの生還者

ビクトール・フランクルの名著ですね。

 

人間的なものをすべて奪われた悲惨な生活を

生きのびたフランクルの希望の言葉で締めくくるといたしましょう。

 

「社会的に失敗し絶望した人間こそ、そこから生きる意味を求めて生き始める」

 

 

・・・「人生を半分あきらめて生きる」諸富祥彦著より・・・

 

 

 

 

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