重症の高血圧を一気に治す・・腎臓の外科手術

Interconnected neurons transferring information with electrical pulses.

 

・・・NHKスペシャル・人体シリーズより・・・

 

50年以上も昔のこと、慢性腎炎を告げられたとき

医師からのアドバイスは

「高血圧にならないようにしなさい」でした。

 

まだ医学知識のない23才の私は

「高血圧になると腎炎が悪化するのだな」と思っただけで

「なぜ?」と疑問に思うこともなかったのです。

 

もしあのとき

「どういう因果関係があるのですか」と尋ねたら

納得のいく答えが返ってきたでしょうか。

 

私は医師ではありませんので、あくまでも推測ですが

当時の医学では、高血圧と腎炎がシーソー関係にあることが

ただ臨床的に分かっていただけで

その機序については解明されていなかったのでしょう。

 

今回の放映を見て50年来の謎がやっと解けました。

注目すべきは腎臓の出すメッセージ物質「レニン」

 

前回のブログに登場したのは

「EPO・・エポ」というメッセージ物質。

 

「酸素が足りないよ~」というメッセージを骨に送り

赤血球の増産を促していましたね。

 

では、レニンの出すメッセージは何でしょうか。

なんと「血圧を上げよう」ですって!

 

レニンの放出をきっかけとして

全身の血管に変化が起こり、血圧が上がるという。

 

腎臓は放出するレニンの量を常に変化させ

血圧を絶妙にコントロールしているという。

 

しかし

高血圧患者の多くは

腎臓がレニンを出し過ぎていることが分かってきたのだという。

 

ここで当然の疑問が湧いてきます。

「なぜレニンを出し過ぎてしまうの?」と。

 

どうやら腎臓のある部分の神経に源が・・・

その神経が正しく働かないということなのでしょうか。

 

そして、登場するのは心臓外科の専門医・・・

「えっ?腎臓なのに心臓のお医者さん?」

 

そうなんです。

ここは、ドイツのライプチヒ心臓センター。

世界中から注目されている最先端の医療現場。

ターゲットは高血圧。

 

重症の高血圧に悩まされ

前の病院では「打つ手なし」と言われてやってきた男性患者。

 

腎デナベーション手術が始まります。

太ももの血管から特殊な装置を挿入し腎臓に導きます。

 

血管の内側から熱を加えて

神経の一部を焼き切るというもの。

 

手術を終えた患者の血圧はいかに?

術前は200を超えていたのに、今や正常範囲に・・・

 

動脈硬化が原因で高血圧のケースがほとんどかもしれませんが

レニンのことも意識の片隅に置いておきましょう。

 

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