万病とたたかう力は腸にあり

 

・・・・・NHK人体シリーズより・・・・・・・・・・

あなたは、便秘と言ったら何を連想しますか?

たぶんこんな言葉でしょうか。

腸内フローラ(腸内細菌)

もちろん腸内細菌は本日の主役のひとり。

 

ところで

分かりきっていることを訊くな!と

お叱りの声が聞こえてきそうですが

腸の役目は何でしょうか?

食べ物を消化して

栄養成分を取り分け

残りものを排泄する。

ただ、それだけだと思っていませんか?

 

実は最近になって分かってきたことがあります。

腸は人体の免疫をつかさどる臓器であると。

そこで

もうひとりの本日の主役に登場してもらいましょう。

それは免疫細胞

腸は、腸内細菌と免疫細胞を従えて

全身の免疫をコントロールしているのです。

 

腸管免疫という言葉は

かなり前から知っていたのですが

その具体的なシステムを知る機会に

触れることはありませんでした。

この番組を見るまでは・・・・・

 

「免疫力を上げるには○○すればよい」

という情報はよく耳にしますね。

免疫力をアップさせることは、もちろん大切。

でもアップさせれば良いというものでもなさそうです。

なぜなら

免疫細胞の暴走というやっかいな問題が

ここ数十年で増えてきたからです。

アレルギーや自己免疫疾患の増加がそれ。

 

腸の管のなかは常に外敵にさらされています。

ウィルスや細菌やカビなど・・・

免疫細胞はミクロの戦士となってパトロール。

 

生まれたばかりの免疫細胞は

どうやって敵と味方の区別をするのでしょうか。

おまわりさんの警察学校のように

免疫細胞にも学校があるという。

 

腸管を浮遊している腸内細菌を

わざわざ壁のなかに取り込んで

生きた見本を見せて学習させるという・・・

こういう細菌は味方だから攻撃するな」

「こんな細菌は敵だから、攻撃しろ」

 

こうして訓練を受けた免疫細胞が血流にのって

全身に出ていき、人体の免疫をつかさどるのだという。

 

きちんと訓練された免疫細胞たちが

味方の細胞を攻撃してしまうという暴走は

なぜ起きるのでしょうか?

 

それは、まだ十分には分かっていないそうですが

「その陰には腸の異常がある」というのが

有力な仮説だそうです。

 

番組に登場した22才のイギリスの女性

重症のアレルギーで4年前から

250回ものショック症状で苦しんでいます。

食物はもちろん、汗や涙にも反応が・・・

「アレルギー反応で、いつ命を落とすかも」

という恐怖と戦っていると・・・

そして明らかになったのは、腸の異常・・・

 

もうひとりの方は、日本人女性で多発性硬化症

しびれや震えに悩んでいます。

歩くこともままならなくなっているとか・・・

暴走した免疫細胞が

脳の細胞を敵とかん違いして攻撃しているという。

そして明らかになったのは、これまた腸の異常・・・

 

このおふたりの便の成分に共通していたのは

腸内のクロストリジウム菌が少ないことだという。

 

クロストリジウム菌のCG映像が現れました。

腸に入ってきた食べ物のかけらにかじりついています。

次の瞬間、白いもやのようなものをものを放出!

メッセージ物質です。

「落ち着いて!」

それは免疫細胞の壁のなかに入っていきます。

するとどうでしょう!

メッセージ物質をうけとった細胞は

形が変わってしまいました!

まったく違う役割をもつ免疫細胞が

生まれたのです。

Tレグ(制御性T細胞)といいます。

 免疫細胞の興奮を鎮めるというブレーキの役目を負っています

 

私の子どものころ、70年も昔ですが

今ほどアレルギーや自己免疫疾患は

ポピュラーではありませんでした。

 

近年になって増加の一途をたどっているのは

食生活の変化に原因がありそうだと

番組は述べています。

 

免疫を高める力も

抑える力もコントロールしている腸・・・

 

気になるのは

暴走を抑えるカギとなるクロストリジウム菌

どうやって増やしたらいいか・・・ですよね。

 

意外な場所に解決のヒントがありました。

700年の伝統をもつお寺。

若い修行僧から

花粉症やアトピーが軽くなったという報告が

続出しているという。

彼らの便を調べると

クロストリジウム菌がしっかり存在していると。

その秘密は、食物繊維たっぷりの食事らしい。

 

日本人の腸内には、長年の日本食のおかげで

元々、クロストリジウム菌が備わっていたのだとか。

 

それが食生活の欧米化で腸内環境が様変わり

腸内細菌たちが、変化についていけない。

それが免疫細胞の暴走という形で

現われているのではないだろうか。

 

しかし免疫細胞の暴走をおさえるには

ブレーキ役のTレグを増やす必要がありますね。

 クロストリジウム菌が存在していても

 好物の食物繊維を摂らないと

 Tレグは増えないそうですよ。

 

 

 

 

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