脂肪が脳を操る!止まらない食欲のなぞ①

 

・・・NHKスペシャル 人体シリーズより・・・・

筋肉はまだしも

脂肪が大切な臓器だとは

この番組を見るまで気づきませんでした。

 

「脂肪は落とせば落とすほどいい」

「筋肉は付ければ付けるほどいい」

 

そんなふうに思っている方は多いのではないでしょうか。

 

 

ところが最近の研究で分かってきたことがあります。

「脂肪は脳に対して大切な指令を出している」

 

それを教えてくれるのは1歳半の男の子、ジュリアン君。

アメリカのコネチカット州に住んでいます。

生まれつき全く脂肪がないという難病(脂肪萎縮症)です。

 

食事時になると、手の付けられない症状が現われます。

止めどない食欲!

お母さんの言葉がそれを物語っています。

「今すぐ食べないと死んじゃうというくらい必死なの」

 

原因はそうです、脂肪がないこと。

 

「食べたいだけ食べさせればいいじゃないの。

成長期なんだし・・・」

 

そんな声も聞こえてきそう・・・

健康な子どもなら

脂肪細胞がパンパンに膨らんで

その結果、太るだけ。

 

ジュリアン君の場合は

脂肪細胞がないのですから太りようもなく

欲しがるままに与えていると、どうなるでしょう?

命にかかわるのです。

 

血糖値は通常の1.5倍!

血液中の油(中性脂肪)は通常の20倍にも!

 

脂肪萎縮症による

すさまじい食欲をおさえる手立てがなく

重い糖尿病や心臓病をひきおこし

わずか30年の命と言われてきました。

 

それにしても脂肪細胞がないと

食べても食べても満足できないのはなぜ?

 

この謎に挑んだのはフリードマン博士。

食欲研究の第一人者です。

彼の発見は世界を驚かせました。

 

脂肪が食欲をおさえる物質をだしていると。

それはレプチンというメッセージ物質。

  「もう食べなくていいよ」

 

レプチンの劇的な作用を示す実験です。

食べ物の写真を見たときの脳の食欲中枢の映像です。

赤く光っています。

*健康な人

食後には自然と活動が鎮まり赤が消えました。

*脂肪萎縮症の人

食後も活動は続いて赤いままの状態。

しかし

レプチンを投与すると赤が消えました。

「もう食べなくていいよ」が伝わったのですね。

 

「かなりビックリ仰天の発見」という

山中伸弥先生の言葉に

この発見のインパクトを感じます。

 

 

脂肪=「嫌なもの」というイメージを

あらためるときが来たようですね。

 

ところで番組のゲストからこんな質問が・・・

 

「脂肪萎縮症でもない僕はレプチンはあるのに

なぜ大盛ばかり頼んじゃうのかな。

僕のレプチンはちゃんと働いているのかな?」

 

そのなぞ解きは

脂肪が脳を操る!②で・・・

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