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そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
春の花粉シーズンには爽やかな香りで気分をリフレッシュし、夏の暑さにはクールダウンできる清涼感、秋冬には温かみのある香りで心身を整えたいもの。
この記事では、春夏秋冬それぞれの季節にぴったりなアロマレシピを目的別にご紹介していきます。
初心者でも失敗しない配合ルールや安全な使い方、さらには手持ちの精油だけで作れる代替レシピまで網羅しているため、今日から季節に寄り添った香り時間を楽しめるはずです。
印刷用のレシピカードも用意しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください!
春・夏・秋・冬で使える!季節別アロマレシピ集(目的別:気分・空気・睡眠・掃除)

季節の変わり目や気候の変化に合わせて、アロマの香りを使い分けることで、毎日の暮らしがぐっと快適になります。
ここでは春夏秋冬それぞれの季節ごとに、気分転換・空気のケア・質の良い睡眠・お掃除といった目的別のレシピをご紹介していきます。
どのレシピも身近な精油で作れるものばかりなので、気軽に試してみてください!
春|花粉・気分の揺らぎにやさしく寄り添うブレンド
春は新しい生活が始まる季節である一方、花粉による不快感や環境の変化で気持ちが不安定になりがちです。
そこでおすすめなのが、レモン・ラベンダー・ティートリーを組み合わせたブレンド。
レモンの爽やかさが頭をすっきりさせ、ラベンダーが心を落ち着かせてくれます。
さらにティートリーは空気をクリアに保つ働きがあるため、花粉が気になる玄関やリビングでのディフューズにぴったりです。
マスクスプレーとして使う場合は、無水エタノール5ml・精製水25mlに対し、レモン3滴・ラベンダー4滴・ティートリー3滴を加えてよく振ってから使用してみてください。
朝の集中力を高めたいときは、レモンを多めに配合するのもおすすめです!
夏|清涼感と爽快感を楽しむミント&柑橘ブレンド
蒸し暑い夏には、ひんやりとした清涼感を感じられる香りが心地よく感じられます。
ペパーミント・レモングラス・ユーカリを組み合わせたブレンドは、暑さで重たくなった空気を一瞬で爽やかに変えてくれるはずです。
ペパーミントのスーッとした香りが体感温度を下げ、レモングラスの柑橘系の爽快感が気分をリフレッシュさせてくれます。
ユーカリを加えることで、虫よけ効果も期待できるため、アウトドアシーンにも活躍するでしょう。
リネンウォーターとして使う場合は、無水エタノール10ml・精製水40mlにペパーミント4滴・レモングラス3滴・ユーカリ3滴を混ぜ、シーツや枕カバーに軽くスプレーしてみてください。
車内のこもった空気をリフレッシュしたいときにも便利です!
秋|ぬくもりと落ち着きを感じるウッディ・フローラル調ブレンド
夏の暑さが和らぎ、肌寒さを感じ始める秋には、温かみのある香りが心地よく感じられます。
オレンジ・ベルガモット・シダーウッドを組み合わせたブレンドは、柑橘系のやさしい甘さとウッディな深みが絶妙にマッチした香りです。
オレンジの穏やかな甘さがリラックスを促し、ベルガモットが気持ちを前向きに整えてくれます。
シダーウッドの落ち着いた木の香りは、読書や勉強といった集中したい時間にもぴったりです。
おやすみ前にディフューザーで香らせる場合は、オレンジ4滴・ベルガモット3滴・シダーウッド2滴を目安に使ってみてください。
秋の夜長にゆったりとした時間を過ごしたいときに、ぜひ試してみてください!
冬|温もり×空気ケアで心身を整えるスパイス&ハーバルブレンド
寒さが厳しくなる冬には、体を温めながら空気もケアできる香りが重宝します。
ティートリー・ローズマリー・クローブ・シナモンを組み合わせたブレンドは、スパイシーな温かみと清潔感を両立させた香りです。
ティートリーとローズマリーが空気をクリアに保ち、クローブとシナモンが体を芯から温めてくれます。
バスソルトとして使う場合は、天然塩大さじ2に対してティートリー1滴・ローズマリー1滴・クローブ1滴・シナモン1滴を混ぜ、38〜40℃のお湯に溶かしてみてください。
お部屋の空気リフレッシュスプレーとして使うなら、無水エタノール10ml・精製水40mlにティートリー3滴・ローズマリー2滴・クローブ1滴を加えるのがおすすめです。
寒い季節だからこそ、香りで心身を整えていきましょう!
初心者でも失敗しないアロマ配合の基本ルールと黄金比(スプレー/ディフューズ/バス)

アロマを使い始めたばかりの頃は、「どれくらいの量を使えばいいの?」と迷ってしまうことも多いはずです。
ここでは、スプレー・ディフューザー・バスタイムといった使用シーン別に、初心者でも失敗しない基本的な配合ルールと黄金比をお伝えしていきます。
この比率を覚えておけば、どんなブレンドでも安心して楽しめるようになるでしょう!
アロマスプレーの基本比率と作り方
アロマスプレーを作るときの基本は、無水エタノールと精製水の比率を1:5にすることです。
たとえば30mlのスプレーボトルを作る場合、無水エタノール5ml・精製水25mlを用意してください。
精油は合計で10〜20滴が目安となります。
まず無水エタノールに精油を加えてよく混ぜ、そのあとで精製水を注ぎ、さらによく振って乳化させてください。
この順番を守ることで、精油が水にしっかり混ざり、香りが均一に広がります。
使用前には必ずボトルをよく振ってから、空間や布製品に向けてスプレーしてみてください!
ディフューザーでの適量と拡散時間の目安
ディフューザーを使う場合、6畳程度の部屋なら精油6〜8滴が適量です。
拡散時間は30分から1時間を目安にし、香りが部屋に行き渡ったら一度換気することをおすすめします。
長時間連続で使用すると、香りに慣れてしまい効果を感じにくくなるだけでなく、頭痛や吐き気といった不調を引き起こす可能性もあるため注意が必要です。
また、ディフューザーの種類によって適量が異なる場合もあるため、取扱説明書も併せて確認してみてください。
香りを楽しみながら、体への負担がないように使うことが大切です!
バスソルト/バスオイルでの希釈と温度管理
バスタイムにアロマを楽しむときは、精油を直接お湯に垂らすのではなく、必ず天然塩やキャリアオイルで希釈してから使用してください。
精油2〜4滴を天然塩大さじ2に混ぜ、それをお湯に溶かすのが基本です。
キャリアオイルを使う場合は、ホホバオイルやスイートアーモンドオイル10mlに精油2〜4滴を混ぜてからお湯に加えてください。
お湯の温度は38〜40℃前後が理想的で、この温度帯であれば精油の香り成分が穏やかに広がり、リラックス効果も高まります。
熱すぎるお湯は肌への刺激が強くなるため、温度管理にも気を配ってみてください!
手持ちの精油3〜5本で作る代替レシピと香りの交換テーブル

「レシピに載っている精油が手元にない……」そんなときでも、似た香りの精油で代用できれば安心です。
ここでは、手持ちの精油だけでブレンドを楽しむための代替リストと、初心者が持っておくと便利な精油をご紹介していきます。
香りの系統を理解しておけば、自由にアレンジできるようになるはずです!
似た香りで代用できる精油リスト
精油が手元にないときは、似た香りの系統で代用することができます。
たとえばラベンダーの代わりにゼラニウムを使えば、同じリラックス系の香りを楽しめるでしょう。
レモンの代わりにオレンジスイートを使えば、シトラス系の爽やかさを保ちながら、よりマイルドな香りに仕上がります。
ティートリーの代わりにユーカリを使えば、抗菌作用や空気ケアといった目的はそのまま活かせるはずです。
このように、香りの系統や効能が似ている精油を知っておくと、手持ちの精油だけでも幅広いブレンドを楽しめます。
レシピ通りでなくても、自分なりのアレンジを楽しんでみてください!
初心者が持っておくと万能な精油5選
アロマ初心者がまず揃えておくと便利なのは、ラベンダー・オレンジ・ペパーミント・ティートリー・ゼラニウムの5本です。
ラベンダーはリラックスから睡眠サポートまで幅広く使えるため、最初の1本として最適でしょう。
オレンジは明るく優しい香りで、気分を前向きにしたいときに活躍します。
ペパーミントは清涼感があり、集中力を高めたいときや夏の暑さ対策にぴったりです。
ティートリーは空気のケアや掃除にも使えるため、日常使いに便利でしょう。
ゼラニウムはフローラルな香りで、ホルモンバランスを整えたいときにもおすすめです。
この5本があれば、季節や目的に応じたブレンドをほぼカバーできるはずです!
ブレンドの黄金パターン早見表
精油をブレンドするときは、トップノート・ミドルノート・ベースノートの3つに分けて考えると失敗しにくくなります。
基本的な黄金比は、トップ:ミドル:ベース=3:5:2です。
トップノートはレモンやペパーミントなど最初に香る軽やかな香り、ミドルノートはラベンダーやゼラニウムなど中心となる香り、ベースノートはシダーウッドやパチュリなど長く残る重厚な香りを指します。
春なら「レモン(トップ)3滴+ラベンダー(ミドル)4滴+シダーウッド(ベース)2滴」といった組み合わせが定番です。
夏は「ペパーミント(トップ)3滴+ユーカリ(ミドル)5滴+サンダルウッド(ベース)2滴」、秋は「ベルガモット(トップ)3滴+ゼラニウム(ミドル)4滴+シダーウッド(ベース)2滴」、冬は「オレンジ(トップ)3滴+ローズマリー(ミドル)4滴+パチュリ(ベース)2滴」がおすすめです。
この比率を覚えておけば、どんな季節でもバランスの良いブレンドが作れるようになります!
安全に使うためのガイド:希釈濃度・光毒性・使用時間・子ども/妊娠/ペット配慮

アロマは正しく使えば心身に良い影響をもたらしてくれますが、使い方を誤ると肌トラブルや体調不良の原因になることもあります。
ここでは、肌への希釈濃度や光毒性といった基本的な安全知識から、子どもや妊娠中の方、ペットがいる家庭での注意点までお伝えしていきます。
安心してアロマを楽しむために、ぜひチェックしてみてください!
肌につけるときの正しい希釈とNG例
精油は原液のまま肌につけると刺激が強すぎるため、必ずキャリアオイルなどで希釈してから使用してください。
フェイスケアに使う場合は希釈濃度1%未満、ボディケアなら2〜3%までが安全な目安です。
精油1滴はおよそ0.05mlなので、たとえば10mlのキャリアオイルに精油2滴を混ぜれば約1%の濃度になります。
特に注意したいのが、柑橘系精油の光毒性です。
レモンやベルガモットなどの柑橘系精油を肌に塗った直後に日光を浴びると、シミや炎症を引き起こす可能性があるため、使用後12時間は直射日光を避けてください。
夜のスキンケアで使うか、日中は光毒性のない精油を選ぶようにしてみてください!
子ども・妊娠中・ペットがいる家庭での注意点
子どもや妊娠中の方がいる家庭では、精油の使用量を大人の半分以下に減らすことが基本です。
特に3歳未満の子どもには、ディフューザーでの長時間使用は避け、使用する場合も10〜15分程度にとどめてください。
妊娠中は避けたほうが良い精油もあるため、使用前に専門家に相談することをおすすめします。
また、犬や猫などのペットは人間よりも嗅覚が敏感なため、精油の香りがストレスになることもあります。
ペットがいる部屋でディフューザーを使うときは、必ず換気を行い、ペットが自由に移動できる環境を整えてあげてください。
柑橘系やティートリーなど、特定の精油は猫にとって有害な場合もあるため、事前に確認しておくことが大切です!
季節限定ブレンドもの・市販品との比較と自作での近似レシピ

無印良品やニールズヤードなど、人気ブランドの季節限定ブレンドは香りのバランスが絶妙で、つい手に取りたくなるものです。
しかし、お気に入りの香りが廃盤になってしまったり、毎回購入するのはコストがかかったりすることもあるでしょう。
ここでは、市販の季節限定ブレンドを分析し、自宅で再現できる近似レシピをご紹介していきます!
人気ブランド(無印/ニールズヤード)の季節限定ブレンドを分析
無印良品の春の「クリーンブレンド」は、花粉シーズンに爽やかさを感じられるよう、柑橘系とハーバル系を組み合わせた構成になっています。
レモンやユーカリをベースに、ティートリーやペパーミントといった清涼感のある精油がブレンドされているのが特徴です。
夏の「リフレッシュ」系ブレンドは、ペパーミントやレモングラスといったスーッとした香りに、ライムやグレープフルーツなどの柑橘系を加えることで、爽快感をさらに引き立てています。
秋冬の「おやすみブレンド」や「あたためブレンド」は、ラベンダーやオレンジといった温かみのある香りに、シダーウッドやサンダルウッドなどのウッディ系をプラスし、深いリラックス感を演出しているのが特徴です。
このように、市販品は香りの系統をバランスよく組み合わせることで、季節に寄り添った香りを実現しています!
市販品を自宅で再現する近似ブレンド例
無印良品の「おやすみブレンド」を自宅で再現したいなら、ラベンダー5滴・スウィートオレンジ3滴・シダーウッド2滴の比率で混ぜてみてください。
ラベンダーの穏やかな香りとオレンジの優しい甘さ、シダーウッドの落ち着いた深みが絶妙にマッチし、おやすみ前のリラックスタイムにぴったりです。
AEAJ(日本アロマ環境協会)の春ブレンドを再現するなら、ティートリー4滴・ユーカリ3滴・レモン3滴がおすすめです。
空気をクリアにしながら、爽やかな気分転換ができるブレンドになるでしょう。
市販品と全く同じ香りを再現するのは難しいかもしれませんが、主要な精油を押さえておけば、かなり近い香りを楽しめるはずです。
自分好みにアレンジしながら、オリジナルのブレンドを作ってみてください!
印刷用レシピカード&ラベルテンプレート+PDFダウンロード(A4・SNS投稿用)

せっかく作ったアロマレシピを、いつでも手軽に見返せるようにしておくと便利です。
ここでは、自宅で印刷して使えるレシピカードと、SNSでシェアしやすいデザインテンプレートをご紹介していきます。
レシピを記録しておけば、次回も同じ香りを再現できるため、ぜひ活用してみてください!
A4サイズで印刷できる「季節別レシピカード」
A4サイズのレシピカードには、春夏秋冬ごとに分けたブレンド名・精油の滴数・使用目的を記入できる欄を用意しています。
たとえば「春の花粉対策ブレンド」なら、レモン3滴・ラベンダー4滴・ティートリー3滴といった具合に、使った精油と滴数を記録してみてください。
用途欄には「マスクスプレー」「玄関ディフューズ」といった使い方をメモしておくと、次回作るときにスムーズです。
カードの下部にはQRコードを配置しているため、ブログURLやInstagram投稿に誘導することもできます。
印刷したレシピカードをファイルにまとめておけば、自分だけのアロマレシピ帳が完成するでしょう。
季節ごとに増やしていく楽しみも味わってみてください!
SNS投稿・シェア用デザインテンプレート
SNSで香りのある暮らしをシェアしたいときには、Canvaで編集できるテンプレートが便利です。
春は桜ピンク、夏はミントブルー、秋はアンバー、冬はホワイトシルバーといった季節ごとの背景色を用意しています。
テンプレートにはブレンド名・精油の種類・滴数・おすすめの使い方を入力できる欄があるため、自分のレシピをそのまま入力してシェアしてみてください。
CanvaはPCでもスマホでも編集できるため、外出先でもサクッとデザインを作れるのが魅力です。
フォロワーと香りのある暮らしを共有したり、自分の記録として残したりするのにも役立つでしょう。
ぜひ気軽に活用してみてください!
まとめ

季節ごとに香りを変えることで、暮らしにメリハリが生まれ、心身のバランスも整いやすくなります。
春の花粉シーズンには爽やかな柑橘系とハーバル系を、夏には清涼感のあるミント系を、秋冬には温かみのあるウッディ系やスパイス系を取り入れてみてください。
手持ちの精油が少なくても、代用できる香りや基本の黄金比を知っておけば、自由にブレンドを楽しめるはずです。
安全に使うための希釈濃度や光毒性、子どもやペットへの配慮も忘れずに、アロマのある暮らしを楽しんでみてください。
市販品を参考にしながら自分好みのブレンドを作り、レシピカードに記録していけば、あなただけの香りライブラリーが完成していくでしょう。
四季折々の香りに包まれながら、心地よい毎日を過ごしてみてください!





