「パソコン作業をしていると、目がショボショボして辛い……」
そんな悩みを抱えながら、仕事を続けている方も多いのではないでしょうか。
疲れ目は集中力の低下を招くだけでなく、放っておくと頭痛や肩こりにつながることもあります。
この記事では、パソコンによる疲れ目の原因と、アロマを使った気分転換の方法についてお伝えしていきます。仕事中でも手軽にできる対策から、精油を扱ううえでの注意点まで幅広く取り上げていきますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
パソコン作業で疲れ目になるのはなぜ?まず知っておきたい原因

アロマを活用する前に、まずはパソコン作業でなぜ疲れ目が起こるのか、その原因から見ていきましょう。原因を知ることで、より効果的な対策を選びやすくなります。
長時間画面を見続けると目に負担がかかりやすい
パソコンの疲れ目は、画面を長時間見続けることが大きな原因のひとつです。
というのも、私たちの目はピントを合わせる筋肉を使い続けることで、少しずつ疲労が蓄積していくから。
とくに至近距離で画面を見つめる作業は、目のピント調節筋である毛様体筋に負担がかかりやすいといわれています。
そのため、休憩を挟まずに何時間も作業を続けていると、目の疲れがどんどん蓄積してしまうのです。
まばたきの減少による目の乾燥も疲れにつながる
画面に集中していると、まばたきの回数が減ってしまうことも疲れ目の一因です。
通常、まばたきは目の表面に涙の膜を行き渡らせ、乾燥を防ぐ役割を持っています。
ところが、パソコン作業に集中していると、まばたきの回数は普段よりも減少しやすい傾向があるのです。
その結果、目の表面が乾きやすくなり、ゴロゴロとした違和感や疲れを感じることにつながります。
姿勢の乱れや肩・首のこりが重なることも
疲れ目は、目そのものだけが原因とは限りません。
姿勢の乱れや、肩・首のこりが重なっているケースも少なくないからです。
たとえば、猫背の姿勢でパソコンに向かっていると、首や肩の筋肉が緊張しやすくなります。
すると血流が悪くなり、目の周辺への酸素や栄養の供給が滞ることで、疲れ目がさらに悪化してしまうこともあるのです。
パソコンによる疲れ目の気分転換に取り入れたいアロマと選び方

ここからは、パソコン作業の合間に取り入れやすいアロマをご紹介していきます。香りにはそれぞれ特徴があるので、シーンに合わせて選んでみてください!
ラベンダー|仕事後のリラックスタイムに
まずおすすめしたいのが、ラベンダーの香りです。
ラベンダーは、心を落ち着かせたいときに親しまれている代表的な香りのひとつ。
フローラルで優しい香りが特徴で、仕事を終えたあとのリラックスタイムに取り入れる方が多く見られます。
このように、1日の緊張をほぐしたいタイミングにぴったりの香りなので、就寝前のひとときにも活用してみてください。
ペパーミント|仕事中にすっきり気分転換したいときに
続いてご紹介するのが、ペパーミントです。
ペパーミントは、清涼感のあるすっきりとした香りが魅力の精油。
そのため、頭がぼんやりしてきたときや、気分をシャキッと切り替えたいタイミングで人気があります。
仕事の合間にひと呼吸置きたいときは、ペパーミントの香りを試してみてはいかがでしょうか。
ローズマリー|作業の合間に気持ちを切り替えたいときに
作業の区切りに気持ちを切り替えたい場合は、ローズマリーもおすすめです。
ローズマリーは、シャープでハーブらしい香りが特徴的な精油。
集中力を高めたいシーンで選ばれることが多く、次の作業に気持ちを向けたいときにも重宝します。
つまり、オンとオフの切り替えを香りでサポートしたい方に向いているアロマといえるでしょう。
レモンなどの柑橘系|爽やかな香りでリフレッシュしたいときに
気分をパッと明るくしたいときは、レモンなどの柑橘系の香りも選択肢のひとつです。
柑橘系の精油は、フレッシュで爽やかな香りが特徴。
そのため、朝の作業開始時や、午後の眠気を感じやすい時間帯に取り入れる方も多く見られます。
香りに軽さがあるぶん、オフィスでも比較的使いやすい点も魅力です。
好きな香りを選ぶことも大切
ここまでいくつかの精油をご紹介してきましたが、最終的には自分の好きな香りを選ぶことも大切です。
なぜなら、香りの感じ方には個人差があり、同じ精油でも心地よく感じる人とそうでない人がいるからです。
いくら人気の香りでも、自分にとって心地よくなければ、リラックス効果を得づらくなってしまいます。
そのため、いくつか試しながら、自分に合う香りを見つけてみることをおすすめします。
疲れ目が気になるときのアロマの使い方|仕事中でも簡単にできる方法

ここからは、実際にアロマを取り入れる方法についてお話ししていきます。特別な道具がなくても始められる方法もあるので、ぜひチェックしてみてください。
ティッシュやコットンに精油を垂らして香りを楽しむ
もっとも手軽な方法が、ティッシュやコットンに精油を垂らす方法です。
1〜2滴ほど垂らして、デスクの近くに置いておくだけで、ふんわりと香りを楽しむことができます。
道具を用意する必要がないため、オフィスでも試しやすい方法といえるでしょう。
香りが弱くなってきたと感じたら、新しいティッシュに垂らし直してみてください。
アロマストーンならデスクでも手軽に使える
もう少し継続的に香りを楽しみたい場合は、アロマストーンもおすすめです。
アロマストーンとは、精油を染み込ませて使う石膏などでできたアイテムのこと。
電気や火を使わないため、デスクの上に置いておくだけで安全に香りを楽しめます。
見た目もインテリアになじみやすいので、デスク周りをおしゃれに整えたい方にも向いています。
ディフューザーで空間に香りを広げる
自宅やパーソナルスペースであれば、ディフューザーを使う方法もあります。
ディフューザーは超音波などの力で精油を拡散し、部屋全体に香りを広げてくれるアイテムです。
そのぶん香りの広がりを感じやすく、リラックス空間を演出したいときに向いています。
オフィスで使う際は、周囲の状況を確認したうえで取り入れてみてください。
仕事の休憩時間にアロマと深呼吸を組み合わせる
アロマを取り入れる際は、深呼吸と組み合わせるのも効果的な方法です。
香りを感じながらゆっくり深呼吸をすることで、呼吸そのものが自然と整いやすくなります。
たとえば、休憩の合間に目を閉じて、数回深く呼吸をしてみるだけでも気分転換につながるでしょう。
このように、香りと呼吸を組み合わせることで、より心が落ち着きやすくなります。
帰宅後は蒸しタオルと芳香浴を組み合わせてリラックス
1日の仕事を終えたあとは、蒸しタオルと芳香浴を組み合わせるのもおすすめです。
温かいタオルを目元に乗せながら、部屋に好きな香りを漂わせることで、心身ともにリラックスしやすくなります。
じんわりとした温かさと香りが重なることで、1日の緊張がゆるんでいくのを感じられるはずです。
就寝前のルーティンに取り入れてみると、気持ちよく1日を締めくくれるかもしれません。
アロマと一緒に実践したいパソコン疲れ目対策

アロマだけに頼らず、日々のちょっとした工夫を重ねることも大切です。ここでは、アロマと合わせて実践したい対策をお伝えしていきます。
20分ごとに遠くを見て目を休ませる
まず取り入れたいのが、20分ごとに遠くを見る習慣です。
近くのものばかり見続けていると、目のピント調節筋が緊張したままになってしまいます。
そのため、20分に1回ほど、数メートル先の景色に目を向けるだけでも、目の負担を和らげやすくなります。
窓の外を眺めたり、遠くの壁を見たりするだけでも構わないので、意識してみてください。
意識してまばたきを増やす
パソコン作業中は、まばたきを意識して増やすことも大切です。
先ほどお伝えした通り、集中しているとまばたきの回数は減りやすい傾向にあります。
そこで、ふとした瞬間に「しっかりまばたきをする」ことを意識してみましょう。
目の乾燥を防ぐことにつながり、疲れ目の予防にも役立ちます。
パソコン画面との距離や高さを見直す
画面との距離や高さを見直すことも、疲れ目対策として効果的です。
画面が近すぎたり、目線より高い位置にあったりすると、目や首に余計な負担がかかりやすくなります。
一般的には、画面との距離を40cmほど確保し、目線がやや下向きになる高さに調整するとよいといわれています。
デスク環境を一度見直してみると、思いのほか作業がしやすくなるかもしれません。
蒸しタオルで目元を温めて休憩する
休憩時間には、蒸しタオルで目元を温めるのもおすすめです。
温めることで目の周辺の血流が促され、こわばった筋肉がほぐれやすくなります。
電子レンジで濡れタオルを温めるだけで簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。
数分間、目を閉じて温かさを感じるだけでも、気分がすっきりするはずです。
首や肩を動かして同じ姿勢を続けない
同じ姿勢を続けないことも、疲れ目対策のひとつとして欠かせません。
長時間同じ姿勢でいると、首や肩の筋肉がこわばり、血流が悪くなってしまうからです。
そこで、1時間に1回ほど、軽く首や肩を回すストレッチを取り入れてみましょう。
体をほぐすことで血流が促され、目の疲れの軽減にもつながっていきます。
疲れ目対策でアロマを使うときの注意点|目元への使用は特に注意

アロマは手軽に取り入れられる一方で、使い方によっては注意が必要な場合もあります。ここからは、精油を扱ううえで押さえておきたいポイントをお伝えしていきます。
精油の原液を目や目の周囲につけない
もっとも注意したいのが、精油の原液を目や目の周囲に直接つけないことです。
精油は植物成分が高濃度に凝縮されたものであり、原液のまま肌や粘膜につけると刺激になる場合があります。
とくに目の周辺は皮膚が薄くデリケートな部位のため、直接触れさせないよう十分に気をつけてみてください。
万が一目に入ってしまった場合は、すぐに大量の水で洗い流し、必要に応じて医療機関に相談しましょう。
蒸しタオルは精油を直接目元に触れさせない方法で使う
蒸しタオルを活用する際も、精油が直接目元に触れないよう工夫することが大切です。
たとえば、タオルに精油を直接垂らすのではなく、香りを漂わせた部屋の中で蒸しタオルを使うという方法があります。
こうすることで、香りによるリラックス効果を得ながらも、肌への刺激を避けやすくなります。
目元というデリケートな部分を扱う分、慎重に取り入れてみてください。
香りが強すぎると感じたら使用を中止する
香りを取り入れる際は、体調や気分の変化にも注意を払ってみてください。
香りが強すぎると感じたり、頭痛や気分の悪さを感じたりした場合は、無理せず使用を中止しましょう。
体調は日によって変化するものなので、そのときどきの感覚を大切にすることが重要です。
違和感を覚えたときは、換気をして香りを薄めるなどの対応も検討してみてください。
オフィスでは周囲の人への香りの配慮も忘れない
オフィスでアロマを取り入れる場合は、周囲の人への配慮も忘れないようにしましょう。
香りの感じ方には個人差があり、心地よいと感じる人もいれば、苦手に感じる人もいるからです。
そのため、香りを強く広げすぎず、自分の周辺だけでほのかに香る程度に留めておくと安心です。
事前に周囲へひと声かけておくと、よりトラブルを避けやすくなります。
疲れ目だけじゃない?眼精疲労・ドライアイとの違いと眼科を受診する目安

ここまでアロマを使った対策についてお伝えしてきましたが、なかには疲れ目以外の可能性がある症状も存在します。最後に、見極めのポイントを取り上げていきます。
休めば回復する疲れ目と症状が続く眼精疲労の違い
疲れ目とは、目を休ませることで症状が和らぐ一時的な状態のことです。
一方、眼精疲労は、休息をとっても症状が改善しにくい状態を指すといわれています。
そのため、しっかり睡眠をとったにもかかわらず、翌日も目の重さや痛みが続く場合は注意が必要です。
このような状態が長引くときは、単なる疲れ目ではない可能性も視野に入れておきましょう。
目の乾きやゴロゴロ感が続くならドライアイにも注意
目の乾燥やゴロゴロとした違和感が続く場合は、ドライアイの可能性も考えられます。
ドライアイは、涙の量や質のバランスが崩れることで起こるとされる状態です。
パソコン作業によるまばたきの減少は、ドライアイの一因になりうるともいわれています。
症状が慢性的に続く場合は、セルフケアだけで様子を見続けず、専門的な診断を受けることも検討してみてください。
目の痛みや見え方の異常がある場合はセルフケアだけで済ませない
目に強い痛みがある場合や、見え方に異常を感じる場合は要注意です。
こうした症状は、アロマや休憩といったセルフケアだけで対応すべきものではない可能性があるからです。
かすみやチカチカとした違和感、視界のゆがみなどを感じたときは、早めに眼科を受診しましょう。
自己判断で様子を見続けず、専門家の診断を仰ぐことが何より大切です。
アロマは治療ではなくリラックスや気分転換として取り入れる
最後にお伝えしたいのが、アロマはあくまでリラックスや気分転換のための手段だということです。
精油の香りには心地よさをもたらす働きがあるとされていますが、目の不調そのものを治療するものではありません。
そのため、症状が続く場合や強い違和感がある場合は、アロマに頼りすぎず医療機関に相談することが大切です。
日々の気分転換としてアロマを楽しみながら、体調に不安があるときは専門家の力も上手に借りてみてください。
まとめ

今回は、パソコン作業による疲れ目の原因と、アロマを使った気分転換の方法についてお伝えしてきました。
疲れ目は、長時間の画面注視やまばたきの減少、姿勢の乱れなどが積み重なって起こりやすくなります。
ラベンダーやペパーミントなど、シーンに合わせて香りを取り入れることで、仕事中でも気軽にリフレッシュを図ることができるでしょう。
ただし、精油の扱いには注意点もあるため、正しい使い方を守りながら取り入れることが大切です。
また、症状が長引く場合や強い違和感がある場合は、セルフケアだけで済ませず、早めに眼科へ相談してみてください。
アロマをうまく生活に取り入れながら、日々のパソコン作業を少しでも快適に過ごしていきましょう。





