「産後の体をいたわりたいけれど、育児で忙しくて自分のケアまで手が回らない……」
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
産後は心身ともに大きな変化を迎える時期で、疲れやすさや気分の落ち込みを感じやすいものです。そんなときにおすすめなのが、香りで心と体をやさしく満たしてくれるアロマを使ったボディケア。
この記事では、産後のボディケアにおすすめのアロマ7選を悩み別にお伝えしていきます。あわせて授乳中に気をつけたいポイントや、赤ちゃんがいる家庭での注意点もお伝えしていくので、安心してアロマを取り入れるための参考にしてみてください!
産後のボディケアにアロマがおすすめな理由|心と体をいたわるセルフケア

まずは、産後のボディケアにアロマがおすすめな理由から見ていきましょう。忙しい毎日のなかでも取り入れやすいポイントをお伝えしていきます。
産後は心と体の両方に負担がかかりやすい
産後は、心と体の両方に大きな負担がかかりやすい時期です。
なぜなら、出産による体力の消耗に加えて、慣れない育児による睡眠不足やホルモンバランスの変化が重なるからです。
実際、日中も夜間も授乳やおむつ替えに追われ、まとまった休息を取れないという方は少なくありません。そのうえ、ホルモンの変動によって気持ちが不安定になりやすいことも知られています。
このように、産後は想像以上に心身へ負担がかかる時期だからこそ、意識的にいたわる時間を作ることが大切です。
アロマなら育児の合間に自宅で手軽に取り入れられる
アロマは、育児の合間にも自宅で手軽に取り入れられるセルフケア方法です。
特別な道具や長い時間を必要とせず、香りをかぐだけでも気分転換につながります。また、キャリアオイルと組み合わせれば、赤ちゃんが眠っているすきまの時間にボディオイルとしてケアすることも可能です。
さらに、ティッシュに1滴垂らして香りを楽しむだけの方法もあるため、家事や育児の合間でも無理なく続けられます。
香りを楽しみながらボディケアできるのが魅力
アロマを使ったボディケアの魅力は、香りを楽しみながらケアできる点にあります。
たとえば、好きな香りに包まれながらマッサージをすると、単なるスキンケア以上のリラックスタイムに変わります。ただし、香りの感じ方には個人差があるため、そのときの気分や体調に合わせて選ぶことも大切です。
このように、香りとケアを同時に楽しめることが、産後のセルフケアにアロマが選ばれる理由のひとつと言えるでしょう。
【悩み別】産後のボディケアにおすすめのアロマ7選

ここからは、産後のボディケアにおすすめのアロマを7つ、悩み別に紹介していきます。気になる香りがあれば、ぜひチェックしてみてください!
ラベンダー|ゆったり過ごしたいときに
先に紹介したいのが、ラベンダーです。
フローラル系のやさしい香りで、就寝前や一日の終わりにゆったり過ごしたいときに向いています。育児で気が張りっぱなしになりがちな方にも取り入れやすい香りです。
香りが強すぎないため、はじめてアロマを使う方にも選びやすい一本と言えるでしょう。
オレンジ・スイート|育児中の気分転換をしたいときに
続いておすすめしたいのが、オレンジ・スイートです。
柑橘系の甘くフレッシュな香りで、育児の合間に気分転換したいときにぴったり。子どもから大人まで親しみやすい香りなので、家族で一緒に楽しめるのも魅力です。
気持ちを明るく切り替えたい日には、ぜひ試してみてください。
ベルガモット|気持ちを切り替えてリフレッシュしたいときに
次に紹介するのが、ベルガモットです。
柑橘系のなかでも、ほのかな華やかさを感じる香りが特徴。落ち込みやすい気分をリフレッシュしたいときや、気持ちを切り替えたいタイミングで役立ちます。
ただし、光毒性を持つ成分が含まれる場合があるため、肌に使用する際は使用方法をよく確認してから取り入れるようにしましょう。
フランキンセンス|落ち着いた香りでリラックスタイムを過ごしたいときに
フランキンセンスも、産後のケアに選ばれることが多い香りです。
樹脂系の落ち着いた香りで、深呼吸したくなるような静けさをもたらしてくれます。慌ただしい育児の合間に、少しでも心を落ち着けたいときにおすすめです。
夜のリラックスタイムに、静かな時間を作りたい方は取り入れてみてください。
ゼラニウム|華やかな香りを楽しみながらセルフケアしたいときに
華やかな香りを楽しみたいなら、ゼラニウムも選択肢のひとつです。
ローズに似た甘さと爽やかさをあわせ持つ香りで、気分を上げながらセルフケアしたいときに向いています。ボディオイルに加えると、香りの余韻も楽しみやすくなります。
自分の時間を少しでも特別なものにしたいときに、選んでみてはいかがでしょうか。
ネロリ|育児を頑張った日のご褒美ケアに
ネロリは、育児を頑張った日のご褒美ケアにおすすめの香りです。
ビターオレンジの花から採れる香りで、上品な甘さとほのかな苦みが混ざり合っているのが特徴。特別感のある香りなので、自分をねぎらいたい夜のケアにぴったりです。
「今日はよく頑張った」と感じた日は、この香りで自分をいたわってみてください。
グレープフルーツ|すっきりした香りでリフレッシュしたいときに
最後に紹介するのが、グレープフルーツです。
みずみずしくすっきりとした香りで、寝不足で頭がぼんやりしているときや、気分をシャキッと切り替えたいときに重宝します。
朝のケアに取り入れると、育児のスタートを軽やかな気持ちで迎えやすくなるでしょう。
産後のアロマボディケアのやり方|忙しい育児中でも簡単にできる方法

ここまで紹介した香りを、実際にどう取り入れればよいのか気になる方も多いのではないでしょうか。ここからは、忙しい育児中でも実践しやすい方法をお伝えしていきます。
キャリアオイルに精油を希釈してボディオイルとして使う
肌に使う場合は、キャリアオイルに精油を希釈してボディオイルとして使う方法が基本です。
精油は原液のままだと刺激が強いため、必ずホホバオイルなどのキャリアオイルで薄めてから使用します。濃度の目安はそれぞれの精油の説明書きに従い、体調や肌の状態に合わせて調整してみてください。
肩・腕・脚など疲れが気になる部分をやさしくセルフケアする
希釈したボディオイルは、肩や腕、脚など疲れが気になる部分にやさしくなじませて使います。
授乳や抱っこで凝りやすい肩まわりは、特に念入りにケアしたい部分です。強く揉み込む必要はなく、手のひらで包み込むようにやさしくなでるだけでも十分に心地よさを感じられます。
肌に使わず芳香浴で香りを楽しむ
肌への使用に不安がある場合は、芳香浴だけで香りを楽しむ方法もあります。
アロマディフューザーやアロマポットを使えば、精油を肌につけずに部屋全体で香りを楽しめます。とくに授乳期は肌への使用に慎重になりたい時期のため、まずは芳香浴から試してみるのもひとつの方法です。
時間がない日はティッシュやアロマストーンで手軽に楽しむ
忙しくてディフューザーを準備する余裕がない日は、ティッシュやアロマストーンを活用してみましょう。
ティッシュに精油を1〜2滴垂らして枕元に置くだけでも、手軽に香りを楽しめます。このように、その日の状況に合わせて楽しみ方を変えられるのも、アロマの続けやすさと言えるでしょう。
産後のボディケアに使うアロマの選び方|精油・キャリアオイル・市販品の違い

産後のボディケアにアロマを取り入れる際は、精油やキャリアオイル、市販品の違いを知っておくことも大切です。それぞれの特徴を見ていきましょう。
精油(エッセンシャルオイル)は品質や表示を確認して選ぶ
精油を選ぶときは、品質や表示をしっかり確認することが欠かせません。
なぜなら、精油の品質によって香りの持続性や、肌への影響が変わってくるからです。原料や抽出方法、成分表示が明記されている製品を選ぶと安心して使いやすくなります。
パッケージの記載内容がわかりにくい場合は、購入前に販売元へ問い合わせてみるのもひとつの方法です。
ボディケアにはホホバオイルなどのキャリアオイルを活用する
ボディケアで精油を使う際は、ホホバオイルなどのキャリアオイルを活用しましょう。
ホホバオイルは肌なじみがよく、比較的さまざまな肌質の方に使いやすいオイルとして知られています。そのほかにも、スイートアーモンドオイルやホホバオイル以外の植物性オイルなど、選択肢はいくつかあります。
自分の肌に合うものを見つけるまで、少量ずつ試してみることをおすすめします。
手軽さを重視するなら希釈済みの市販ボディオイルも選択肢
自分で希釈する手間を省きたい場合は、あらかじめ希釈されている市販のボディオイルも選択肢のひとつです。
希釈の濃度を自分で計算する必要がなく、届いてすぐに使えるという手軽さが魅力。育児で時間に余裕がない方には、こうした市販品を活用する方法も向いているでしょう。
香りだけでなく使用方法や注意事項を確認して選ぶ
アロマを選ぶ際は、香りの好みだけでなく使用方法や注意事項の確認も欠かせません。
精油によっては、妊娠中や授乳中の使用を控えるべきとされているものや、光毒性など特有の注意点を持つものもあります。パッケージや説明書に記載された内容には、必ず目を通しておきましょう。
疑問点がある場合は、自己判断せずに専門家へ相談してみることも大切です。
授乳中のアロマは大丈夫?授乳中に知っておきたい注意点と安全な使い方

「授乳中でもアロマを使って大丈夫なの?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。ここからは、授乳中に知っておきたい注意点をお伝えしていきます。
授乳中のアロマは使用方法に注意が必要
授乳中にアロマを使う場合は、使用方法に十分な注意が必要です。
赤ちゃんは大人よりも香りや成分の影響を受けやすいとされているため、通常時よりも慎重な使い方が求められます。まずは芳香浴など、比較的取り入れやすい方法から始めてみるとよいでしょう。
精油を原液のまま肌につけない
授乳中に限らず、精油は原液のまま肌につけないようにしてください。
原液は刺激が強く、肌トラブルの原因になる可能性があります。使用する際は、必ずキャリアオイルなどで希釈してから使うようにしましょう。
胸や乳房など赤ちゃんの口や肌が触れる部分への使用は避ける
授乳中は、胸や乳房など赤ちゃんの口や肌が直接触れる部分への使用を避けましょう。
授乳のたびに赤ちゃんが香り成分を口にしたり、肌から取り込んだりする可能性があるからです。ボディケアを行う際は、赤ちゃんが触れにくい部位を中心にケアするようにしてみてください。
体調に違和感があるときは使用を中止する
使用中に体調の違和感を覚えた場合は、すぐに使用を中止してください。
肌のかゆみや赤み、においによる気分の悪さなど、少しでも異変を感じたら無理に続ける必要はありません。体調が落ち着くまで、しばらく使用を控えるようにしましょう。
授乳中に芳香浴以外を行う場合は医師に相談する
授乳中に芳香浴以外の使用方法を試したい場合は、事前に医師へ相談することをおすすめします。
体質や体調は人によって異なるため、自己判断だけで使用範囲を広げるのは避けたいところです。かかりつけの産婦人科や小児科に相談すると、より安心して取り入れられるでしょう。
赤ちゃんがいる家庭でアロマを使うときの注意点|いつから使える?保管方法は?

最後に、赤ちゃんがいる家庭でアロマを使う際の注意点についてもお伝えしていきます。安全に取り入れるためのポイントとして、あわせて確認しておきましょう。
3歳未満の子どもには芳香浴以外のアロマテラピーを行わない
3歳未満の子どもには、芳香浴以外のアロマテラピーを行わないようにしましょう。
小さな子どもは大人に比べて体が小さく、精油の成分による影響を受けやすいと考えられています。そのため、香りを楽しむ場合は芳香浴にとどめておくことが望ましいとされています。
赤ちゃんの肌に精油やアロマオイルを直接使用しない
赤ちゃんの肌に、精油やアロマオイルを直接使用することは避けてください。
赤ちゃんの肌はとてもデリケートで、大人よりも刺激を受けやすい状態にあります。マッサージなどでスキンシップを取りたい場合は、赤ちゃん用として作られた専用のオイルを選ぶようにしましょう。
赤ちゃんの近くで強い香りを長時間使用しない
赤ちゃんの近くで、強い香りを長時間使用し続けるのも控えましょう。
換気の悪い部屋で香りを使い続けると、赤ちゃんにとって刺激が強くなりすぎる場合があります。使用する際は、こまめに換気を行いながら、短時間にとどめておくと安心です。
精油は赤ちゃんの手が届かない場所に保管する
精油は、赤ちゃんの手が届かない場所に必ず保管してください。
誤って口に入れてしまうと、体に大きな影響を与える可能性があるためです。棚の高い位置や鍵のかかる場所など、赤ちゃんが触れられない環境を整えておきましょう。
「自然由来だから安全」と考えず正しい使用方法を守る
精油は植物由来の成分ですが、「自然由来だから安全」と考えるのは避けたいところです。
自然由来の成分であっても、使い方や量によっては体に負担をかけてしまうことがあります。だからこそ、それぞれの精油に定められた正しい使用方法を守ることが何より大切です。
まとめ

今回は、産後のボディケアにおすすめのアロマ7選と、悩み別の選び方や授乳中の注意点についてお伝えしてきました。
産後は心と体の両方に負担がかかりやすい時期だからこそ、香りを味方につけたセルフケアは、忙しい育児の合間にも取り入れやすい方法のひとつです。ただし、授乳中や赤ちゃんがいる家庭では、使用方法や使用部位に配慮することが欠かせません。
まずは芳香浴など取り入れやすい方法から始めて、自分と赤ちゃんの体調に合わせながら、無理のないペースでアロマケアを楽しんでみてください。体調面で気になることがある場合は、自己判断せずに医師へ相談することもあわせておすすめします。




