「アロマテラピーを始めてみたいけれど、何を揃えればいいの?」
そんな疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
専門店や通販サイトを見ると、精油のほかにもディフューザーやビーカー、遮光瓶など、さまざまな道具が並んでいます。
どれが本当に必要なのか分からず、なかなか一歩を踏み出せないという声も少なくありません。
結論からいうと、アロマテラピーは精油が1本あれば始められます。
そのうえで「何をしたいか」に合わせて必要な道具を少しずつ買い足していくのが、無駄のない揃え方です。
この記事では、目的別に必要な道具や初心者セットの選び方、100均や家にあるもので代用できるものまでご紹介していきます。
さらに、安全に楽しむための注意点もお伝えしていくので、ぜひ最後まで読んでみてください!
アロマテラピー初心者が最初に揃えたい基本の道具

アロマテラピーの道具と聞くと、たくさんの専用品を思い浮かべるかもしれません。
とはいえ、最初からすべてを揃える必要はないのでご安心を。
ここでは、基本の道具を「香りを楽しむもの」「作るときに使うもの」「保存に使うもの」に分けてご紹介していきます!
まずは精油(エッセンシャルオイル)があれば始められる
アロマテラピーを始めるうえで、絶対に欠かせないのが精油(エッセンシャルオイル)。
なぜなら、アロマテラピーは植物から抽出した精油の香りを取り入れて楽しむものだからです。
ちなみに、精油は植物の花や葉、果皮などから香りの成分を抽出し、凝縮した天然の素材になります。
例えば、ティッシュに1〜2滴垂らしてデスクに置くだけでも、ふんわりとした香りを楽しめます。
特別な道具がなくても、十分にアロマテラピーの第一歩を踏み出せるでしょう。
つまり、まずは好きな香りの精油を1本用意することから始めてみてください!
初心者は精油を何本揃える?最初の選び方
初心者が最初に揃える精油は、1〜3本程度で十分です。
というのも、精油は種類が豊富で、いきなりたくさん買っても使い切れない可能性があるから。
精油は開封後、時間とともに香りや成分が少しずつ変化していきます。
一般的には開封後1年以内、柑橘系は半年程度を目安に使い切るのが理想です。
選ぶときは、実際に香りを試して「好き」と感じるものを選ぶのがポイント。
迷ったときは、ラベンダーやオレンジ・スイート、ティーツリーなど、比較的手に入りやすく価格も手頃な精油から始めてみるのもおすすめです。
また、フローラル系と柑橘系など系統の違う香りを選んでおくと、後々ブレンドの幅も広がります。
なお、1本目は5ml〜10mlの小容量タイプを選ぶと、使い切りやすいでしょう。
まずは自分が心地よいと感じる香りを1〜3本選び、少しずつお気に入りを増やしてみてください!
アロマストーン・ディフューザーなど香りを楽しむ道具
部屋や身の回りで香りを楽しみたいなら、芳香浴用の道具を1つ用意しておくのがおすすめ。
ティッシュでも芳香浴はできますが、専用の道具を使うと香りの広がり方や持続時間を好みに合わせやすくなるからです。
代表的な道具は、以下の3つになります。
・アロマストーン:素焼きの石に精油を垂らして香らせる道具。電源不要で、デスクや枕元など狭い空間向き
・アロマディフューザー:電気の力で精油を拡散させる機器。リビングなど広めの部屋向き
・アロマポット(アロマランプ):キャンドルや電球の熱で精油を温めて香らせる道具
なかでもアロマストーンは1,000円前後から購入でき、手入れも簡単なので初心者向きです。
一方、ディフューザーは数千円〜1万円以上と価格の幅が広く、水を使うタイプは定期的な掃除も欠かせません。
また、キャンドルを使うアロマポットは火を扱うため、小さな子どもやペットがいる家庭では置き場所に注意が必要。
まずは手軽なアロマストーンから試し、物足りなくなったらディフューザーを検討してみてください!
ビーカー・ガラス棒・スポイトなど作るときに使う道具
スプレーやトリートメントオイルなどを手作りしたい場合は、材料を量ったり混ぜたりする道具が必要になります。
なぜなら、アロマクラフトでは精油の濃度を適切に保つことが、安全に使ううえで大切だからです。
主な道具は、次のとおり。
・ビーカー:材料を量る・混ぜる(50ml程度の目盛り付きが便利)
・ガラス棒:材料をかき混ぜる
・スポイト:植物油や精製水などを少量ずつ移す
・計量スプーン:塩などの材料を量る
ちなみに、精油のボトルは口がドロッパー(1滴ずつ出る中栓)になっているものが多く、1滴あたり約0.05mlが目安。
そのため、精油自体を量るためにスポイトを別途用意する必要は、基本的にありません。
芳香浴だけなら出番はないので、クラフトに興味が出てから揃えてみてください!
遮光瓶・スプレーボトルなど保存に使う容器
手作りしたアロマアイテムを保存するには、遮光瓶やスプレーボトルなどの容器が欠かせません。
というのも、精油は光や熱、空気に触れることで劣化しやすい性質を持っているからです。
特に遮光瓶は、茶色や青色のガラスで光を遮り、中身の品質を保ちやすくしてくれます。
用途に合わせて、スプレー用やクリーム用(広口タイプ)、オイル用(ドロッパー付き)などを選び分けるのがポイント。
ただし、これらの容器も最初からすべて揃える必要はありません。
作りたいものが決まってから、それに合う容器を1つずつ買い足していけば十分です。
このように、アロマテラピーの道具は用途によって必要なものが変わるため、まずは精油から気軽に始めてみてください!
目的別|アロマテラピーに必要な道具と揃え方

アロマテラピーに必要な道具は、「何をしたいか」によって大きく異なります。
そこでここでは、5つの目的別に揃えておきたい道具をまとめていくので、自分に合うものをチェックしてみてください!
香りを楽しむ「芳香浴」に必要な道具
芳香浴を楽しむだけなら、精油と香らせる道具があれば始められます。
なぜなら、芳香浴は精油の香りを空気中に広げるだけのシンプルな楽しみ方で、材料を混ぜる工程がないからです。
必要なものは、以下の2点のみ。
・精油
・ティッシュ、ハンカチ、アロマストーン、ディフューザーのいずれか
例えば、ティッシュに精油を1〜2滴垂らして枕元に置くだけでも、ほのかに香りが漂います。
また、マグカップにお湯を入れて精油を1〜2滴落とせば、湯気とともに香りが立ちのぼる「蒸気吸入」も楽しめるでしょう(目は閉じて行うのが基本です)。
まずは手持ちのもので芳香浴を試し、香りのある暮らしを味わってみてください!
アロマスプレー作りに必要な道具
アロマスプレーを作るには、精油のほかに無水エタノールと精製水、スプレーボトルが必要になります。
なぜなら、精油は水に溶けにくいため、先に無水エタノールと混ぜてから精製水を加える必要があるからです。
50mlのスプレーを作る場合の材料と道具は、次のとおり。
・精油:合計5〜10滴程度
・無水エタノール:5ml
・精製水:45ml
・ビーカー、ガラス棒
・スプレーボトル(ガラス製または耐アルコール性のもの)
作り方は、ビーカーで無水エタノールに精油を混ぜ、精製水を加えてよくかき混ぜたら、スプレーボトルに移すだけ。
なお、防腐剤を使わない手作りスプレーは、1〜2週間を目安に使い切ると安心です。
さらに、成分が分離しやすいので、使う前には毎回よく振っておきましょう。
材料は薬局や通販で手軽に揃うため、クラフトの第一歩として試してみてください!
アロマバス・バスソルト作りに必要な道具
アロマバスを楽しむなら、精油に加えて天然塩などの基材と、混ぜるための容器を用意しておくと安心。
というのも、精油は水に溶けにくく、そのまま浴槽に垂らすと原液が肌に触れてしまうおそれがあるからです。
全身浴1回分の材料と道具は、以下を目安にしてみてください。
・精油:1〜5滴
・天然塩:大さじ2程度
・ガラスの器、ガラス棒(またはスプーン)
器に天然塩を入れて精油を垂らし、よく混ぜてからお湯に溶かせば完成です。
ちなみに、天然塩の代わりにハチミツを基材にする方法もあります。
ただし、柑橘系や一部のスパイス系の精油は肌への刺激を感じやすいため、少ない滴数から試すのがおすすめ。
天然塩とガラスの器さえあれば手軽に作れるので、ぜひバスタイムに取り入れてみてください!
トリートメントオイル作りに必要な道具
手作りのトリートメントオイルには、精油のほかに植物油(キャリアオイル)と、保存用の遮光瓶が欠かせません。
なぜなら、精油は原液のまま肌につけることがすすめられておらず、植物油で薄めてから使うのが基本だからです。
揃えておきたい道具は、次の4つ。
・精油
・植物油(ホホバオイル、スイートアーモンドオイルなど)
・ビーカー、ガラス棒
・遮光瓶(ドロッパー付きが便利)
身体に使う場合、精油の濃度は1%以下が目安です。
例えば、植物油30mlに対して精油は6滴以下という計算になります。
また、顔など皮膚の薄い部分に使うときは、さらに濃度を下げることも大切。
植物油は種類によって使用感や保存期間が異なるので、最初は扱いやすいホホバオイルなどを選ぶとよいでしょう。
濃度さえ守れば作り方はシンプルなので、ぜひ挑戦してみてください!
クリームなどのアロマクラフトに必要な道具
ハンドクリームやリップクリームなどを作りたい場合は、湯せん用の道具とミツロウなどの材料が追加で必要になります。
なぜなら、クリームは植物油とミツロウを湯せんで溶かし、冷ましながら精油を加えて固める工程で作るからです。
主な材料と道具は、以下のとおり。
・精油
・植物油、ミツロウ(または固形の植物性バター)
・耐熱ビーカー、ガラス棒
・湯せん用の鍋
・保存容器(広口の遮光瓶やクリームケース)
スプレーやオイルに比べて工程が多く、温度管理も必要なため、アロマクラフトに慣れてから挑戦するとスムーズです。
なお、湯せんには耐熱ガラス製の容器を使う必要があるので、購入時に耐熱表示を確認しておくと安心でしょう。
まずは芳香浴やスプレーで慣れてから、ステップアップとして挑戦してみてください!
初心者セットと単品購入はどっち?費用と選び方を比較

道具を揃える方法は、大きく分けて「初心者セットを買う」か「単品で1つずつ揃える」かの2通り。
それぞれに向き不向きがあるため、ここでは費用や選び方を比較していきます!
初心者セットを選ぶメリット・デメリット
初心者セットの最大のメリットは、何を買えばいいか迷わずに、すぐアロマテラピーを始められる点にあります。
なぜなら、必要な精油や道具があらかじめ組み合わされているため、一つずつ選ぶ手間がかからないからです。
主なメリットとデメリットは、次のとおり。
【メリット】
・選ぶ手間が省ける
・複数の香りを一度に試せる
・単品で買うより割安な場合がある
・ギフトにも選びやすい
【デメリット】
・好みでない香りが入っている可能性がある
・今は使わない道具が含まれることもある
・精油の容量が少なめなことが多い
例えば、5本セットのうち2本しか好みの香りがなかった場合、残りを使わずに劣化させてしまうかもしれません。
手軽さは大きな魅力ですが、中身をよく確認したうえで選ぶことが大切です!
初心者セットには何が入っていればいい?
初心者セットを選ぶなら、「精油+香りを楽しむ道具」が組み合わさったものを選んでみてください。
というのも、この2つがあれば、届いたその日から芳香浴を始められるからです。
実際、初心者向けセットの構成はさまざまで、「精油+アロマストーン」のようなシンプルなものもあります。
一方で、複数の精油にスポイトやムエットなどを組み合わせた充実タイプも販売されているほど。
ちなみに、ムエットとは香りを確かめるための細長い試香紙のことです。
セットを選ぶときは、以下のポイントをチェックしてみてください。
・「精油」「エッセンシャルオイル」と表示された天然のものか
・精油の種類が自分の好みに合っているか
・今の目的に不要な道具が多すぎないか
・使い方の説明書やレシピが付いているか
まずは中身がシンプルなセットから選び、足りないものを後から補っていくのが失敗しにくい方法です!
一つずつ単品で揃えるメリット・デメリット
単品購入のメリットは、自分の好みや目的に合ったものだけを選べる点。
なぜなら、精油も道具も一つずつ比較しながら選べるので、使わないものを買ってしまう心配が少ないからです。
例えば「ラベンダーが好きならラベンダーの精油」「デスクで使いたいならアロマストーン」というように、必要なものだけを揃えられます。
一方で、何を選べばいいか分からない状態だと、商品選びに時間がかかってしまうのがデメリット。
また、いくつも別々に買うと送料がかさみ、結果的にセットより割高になるケースもあるでしょう。
目的や好みがある程度はっきりしているなら、単品購入は満足度を高めやすい方法です!
最低限の道具を揃える場合の予算の目安
芳香浴を楽しむための最低限の道具なら、2,000〜4,000円程度が予算の目安になります。
なぜなら、精油1本とアロマストーンだけであれば、それほど大きな出費にはならないからです。
主な道具の価格帯は、以下を参考にしてみてください。
・精油(10ml):1,000〜3,000円程度(ローズなど希少な精油はさらに高価)
・アロマストーン:1,000〜2,000円程度
・ディフューザー:3,000円〜1万円以上
・クラフト用品(ビーカー、遮光瓶など):1点数百円〜
※価格はブランドや種類によって異なります。
さらに、スプレー作りまで楽しむ場合でも、無水エタノールや精製水は数百円〜1,000円台で購入可能。
そのため、合計5,000円前後から一通りのことを始められます。
まずは少額から始め、続けられそうだと感じてから予算をかけていくのがおすすめです!
初心者セットが向いている人・単品購入が向いている人
初心者セットと単品購入のどちらが向いているかは、「好みや目的がどれだけ決まっているか」で判断できます。
【初心者セットが向いている人】
・何を選べばいいか全く分からない人
・いろいろな香りを試してみたい人
・プレゼント用に探している人
【単品購入が向いている人】
・好きな香りがすでに決まっている人
・芳香浴だけなど、やりたいことが明確な人
・必要なものだけを無駄なく揃えたい人
つまり、迷っている段階ならセット、方向性が決まっているなら単品という選び方が基本です。
どちらが正解ということはないので、自分の状況に合う方法を選んでみてください!
100均や家にあるもので代用できる?買うべき道具との見分け方

アロマテラピーの道具は、家にあるものや100均アイテムで代用できるものも少なくありません。
ただし、精油の性質上、専用品を選んだほうがいい道具もあるため、ここでその見分け方をお伝えしていきます!
ティッシュ・ハンカチ・マグカップなど身近なもので始められる
芳香浴は、ティッシュやハンカチ、マグカップなど身近なもので十分に楽しめます。
なぜなら、香りを空気中に広げられれば良いので、専用の道具でなくても役割を果たせるからです。
実際に、AEAJ(日本アロマ環境協会)の初心者向けガイドでも、ティッシュやハンカチを使った芳香浴が紹介されています。
使い方の例は、以下のとおり。
・ティッシュ、コットン:1〜2滴垂らして枕元やデスクに置く
・ハンカチ:外出先で香りを楽しむ
・マグカップ:お湯を入れて精油を垂らし、湯気とともに香りを楽しむ
ただし、ハンカチは素材によってシミになることもあるため、目立たない部分に垂らしてみてください。
特別な道具を買う前に、まずは身近なもので香りを楽しんでみるのもおすすめです!
計量スプーンや竹串などで代用できる道具
クラフト用の道具のなかにも、キッチン用品などで代用できるものがあります。
簡単なスプレー作りや少量のオイル作りなら、厳密な精度より「目安の量が分かること」のほうが重要だから。
代用しやすい道具の例は、次のとおりです。
・ビーカー → 目盛り付きのガラス製計量カップ
・ガラス棒 → 未使用の竹串、爪楊枝
・少量の計量 → 計量スプーン(小さじ1=5ml)
・ムエット → 細長く切った厚手の紙
特に竹串や爪楊枝は使い捨てできるため、洗う手間がかからない点も魅力。
ただし、キッチン用品を代用した場合は、食品用とアロマ用で分けて使うことをおすすめします。
というのも、洗っても精油の香りが残る場合があるためです。
専用品にこだわらず、まずは手持ちの道具を上手に活用してみてください!
100均で揃えやすい道具と選ぶときの注意点
100均では、スプレーボトルや遮光瓶、アロマストーンなど、アロマテラピーに使える道具を手軽に揃えられます。
というのも、アロマ関連グッズのコーナーを設けている店舗もあり、低価格で気軽に試せるからです。
100均で揃えやすい道具には、以下のようなものがあります。
・スプレーボトル
・遮光瓶
・アロマストーン
・ガラス容器
・計量スプーン、竹串
注意したいのは、容器の素材です。
例えば、スプレーボトルがPS(ポリスチレン)製だと、精油やエタノールで劣化・変形するおそれがあります。
そのため、購入前にパッケージの材質表示を確認し、ガラス製や耐アルコール性をうたったものを選ぶと安心。
価格の手軽さを活かしつつ、素材はしっかりチェックしてから選んでみてください!
ビーカーや遮光瓶など専用品を選びたいもの
一方、精油に直接触れる容器や、長く保存するための瓶は、できるだけ専用品を選ぶのが安心。
なぜなら、精油には一部のプラスチックを溶かす性質があり、素材によっては中身の劣化や容器の傷みにつながるからです。
例えば、ビーカーは耐熱ガラス製のものを選べば、湯せんが必要なクリーム作りにも使えます。
遮光瓶も、色付きガラスでキャップがしっかり閉まるものなら、手作りアイテムの品質を保ちやすくなるでしょう。
このほか、精油そのものは専門店や信頼できるメーカーの商品を選ぶのが無難です。
安く揃えられる道具と専用品を使い分けて、賢く準備を進めてみてください!
初心者が道具や精油を揃えるときの注意点と安全な使い方

精油は植物の香り成分が凝縮されたものなので、正しく扱うことが大切です。
ここでは、道具や精油を揃える際の注意点と、安全に楽しむためのポイントをお伝えしていきます!
「精油」と「アロマオイル」の違いを確認して選ぶ
精油を購入するときは、「精油」か「アロマオイル」かの表示を必ず確認しましょう!
なぜなら、「アロマオイル」という名前で売られている商品のなかには、合成香料や溶剤などを含むものもあるからです。
精油(エッセンシャルオイル)とは、植物から抽出した天然の香り成分100%のもののこと。
これに対し、アロマオイルは香りを楽しむ雑貨の総称として使われることが多く、成分は商品によってさまざまです。
特にトリートメントオイルやバスソルトなど肌に触れるクラフトには、「精油」「エッセンシャルオイル」と表示されたものを選んでみてください。
さらに、学名や原産国、抽出部位などが記載されているかも、品質を見極める目安になります。
雑貨として香りを楽しむならアロマオイルも選択肢の一つ。
ただ、アロマテラピーを実践するなら、精油を選ぶことをおすすめします!
精油に触れる容器は素材にも注意する
精油を扱う容器や道具は、素材選びにも気を配っておきたいところ。
というのも、精油にはプラスチックの一部を溶かす性質があり、素材によっては変形や劣化を起こすからです。
特にPS(ポリスチレン)製の容器は精油に弱く、使い捨てカップなどに入れると溶けてしまうこともあります。
また、ディフューザーなどの機器も樹脂製のパーツが傷む場合があるため、使える精油の種類を取扱説明書で確認しておくと安心です。
基本的には、精油に直接触れる容器はガラス製、または精油に耐性のある素材のものを選んでみてください。
道具を長く安全に使うためにも、購入前に素材表示をチェックする習慣をつけておきましょう!
精油は原液のまま肌につけない
精油は、原液のまま肌につけないようにしましょう!
なぜなら、精油は植物の成分が高濃度に凝縮されているため、原液のままでは肌への刺激が強すぎる場合があるからです。
実際、AEAJ(日本アロマ環境協会)でも原液の塗布はすすめておらず、肌に使う際は希釈するよう案内しています。
また、はじめて使う精油や手作りのトリートメントオイルは、腕の内側に少量塗って24〜48時間ほど様子を見る「パッチテスト」を行うと安心。
さらに、ベルガモットやレモンなど一部の柑橘系精油には「光毒性」という性質があります。
これは、肌につけた状態で日光に当たると、刺激を起こす可能性がある性質のことです。
こうした精油を肌に使った後は、しばらく直射日光を避けることが大切。
もちろん、精油を飲んだり、目や粘膜に使ったりするのもNGです。
安全に楽しむためにも、「肌に使うときは必ず薄める」という基本を覚えておきましょう!
精油や道具を正しく保管・洗浄する
精油は、遮光瓶に入れたまま、直射日光や高温多湿を避けた冷暗所で保管するのが基本。
なぜなら、精油は光や熱、湿気、空気に触れると酸化が進み、香りや品質が変化しやすいからです。
使用後はキャップをしっかり閉め、子どもやペットの手が届かない場所に置いておくと安心でしょう。
また、精油は引火性があるので、コンロまわりなど火気の近くには置かないように注意しましょう。
一方、ビーカーやガラス棒などの道具は、使用後に無水エタノールで精油を拭き取ってから中性洗剤で洗うと、香りが残りにくくなります。
洗った後はしっかり乾燥させ、清潔な状態で保管するのもポイントです。
正しい保管と洗浄を心がけ、精油も道具も長く大切に使ってみてください!
子ども・高齢者・妊娠中などは使用方法に注意する
子どもや高齢者、妊娠中の方、持病がある方などがアロマテラピーを楽しむ場合は、使い方に気を配ることが欠かせません。
なぜなら、体質や体調によっては、精油の香りや成分を強く感じたり、刺激になったりする可能性があるからです。
例えば、AEAJでは3歳未満の乳幼児には芳香浴以外は行わないよう案内しています。
3歳以上の子どもでも、精油の量は大人の10分の1程度から始め、多くても2分の1程度までが目安。
また、高齢者や既往症がある方は、基準の半分程度の量から始めるのが安心です。
妊娠中は体調が変わりやすいため、芳香浴を中心に楽しむのがよいでしょう。
持病がある方や通院中の方は、事前に医師に相談してから取り入れてみてください。
家族みんなで香りを楽しむためにも、使う人に合わせた量や方法を意識してみることをおすすめします!
道具を揃えたら何から始める?初心者におすすめの楽しみ方

道具が揃ったら、いよいよアロマテラピーのスタートです。
ここでは、初心者がステップアップしながら楽しめる流れをご紹介していきます!
まずはティッシュやアロマストーンで香りを楽しむ
最初は、ティッシュやアロマストーンを使った芳香浴から始めてみてください。
というのも、芳香浴は失敗のリスクが少なく、精油それぞれの香りの違いをじっくり感じられるからです。
例えば、朝はデスクに柑橘系、夜は枕元にラベンダーを置くなど、時間帯やシーンで香りを変えてみるのも楽しみ方の一つ。
さらに、「この香りは好き」「これは少し苦手」と感じたことをメモしておくと、自分の好みも見えてきます。
まずは日々の暮らしのなかで、気軽に香りを取り入れてみてください!
慣れてきたら好きな精油をブレンドしてみる
芳香浴に慣れてきたら、2〜3種類の精油をブレンドしてみるのも楽しいもの。
なぜなら、精油は組み合わせによって香りの印象が大きく変わり、自分だけのオリジナルの香りを楽しめるからです。
ブレンド初心者は、同じ系統の香り同士や、柑橘系×フローラル系など相性の良い組み合わせから試すと失敗しにくいでしょう。
例えば、オレンジ・スイートとラベンダーは、爽やかさとやわらかさを両立しやすい組み合わせです。
また、最初は合計2〜3滴の少量で試し、ムエットや紙に垂らして香りを確かめると、精油を無駄にせずに済みます。
香りの組み合わせを探す時間も、アロマテラピーの醍醐味として楽しんでみてください!
アロマスプレーなど簡単なクラフトに挑戦する
ブレンドに慣れたら、アロマスプレーなどの簡単なクラフトに挑戦してみるのがおすすめです。
なぜなら、アロマスプレーは材料が少なく混ぜるだけで作れるため、クラフトの入門にぴったりだからです。
お気に入りのブレンドをスプレーにすれば、部屋の空間や布製品に好きな香りをまとわせられます。
ただし、布製品に使う場合は、シミにならないか目立たない場所で試してみてください。
慣れてきたら、バスソルトやトリートメントオイルなど、作れるものを少しずつ増やしていくのも楽しみの一つ。
自分で作ったアイテムで香りを楽しむ喜びを、ぜひ味わってみてください!
使いたいものが増えたら必要な道具を少しずつ買い足す
道具は、やりたいことが増えたタイミングで少しずつ買い足していくのが理想的。
なぜなら、最初からすべてを揃えてしまうと、結局使わない道具が出てくる可能性があるからです。
例えば、「部屋全体に香らせたい」と感じたらディフューザーを、「スプレーを作りたい」と思ったらビーカーやスプレーボトルを追加していくイメージです。
精油も同様に、好きな香りの傾向が分かってから種類を増やしていくと、無駄なく揃えられます。
自分のペースで少しずつ道具を増やし、長くアロマテラピーを楽しんでみてください!
まとめ

アロマテラピーは、精油が1本あれば今日からでも始められます。
芳香浴ならティッシュやハンカチ、マグカップなど身近なもので十分楽しめるため、最初からたくさんの道具を揃える必要はありません。
そのうえで、スプレーやバスソルト、トリートメントオイルなど「作りたいもの」が決まったら、目的に合わせて道具を買い足していくのが無駄のない揃え方です。
迷ったときは初心者セット、好みがはっきりしているなら単品購入と、自分に合った方法を選んでみてください。
また、精油は原液のまま肌につけない、容器の素材に気をつけるなど、安全面のポイントも押さえておくことが大切。
まずはお気に入りの香りを1本見つけるところから、アロマテラピーのある暮らしを始めてみてください!





