「ローズヒップオイルってどんなオイル? 精油と一緒に使っても大丈夫なの?」
そんな疑問を抱えながら、キャリアオイル選びに迷っている方も多いのではないでしょうか。
ローズヒップオイルは、美容オイルとして根強い人気を誇ります。
しかし、名前からローズの精油と混同されやすく、成分や正しい扱い方まで知っている人は意外と少ないもの。
結論からいうと、ローズヒップオイルはリノール酸やα-リノレン酸を豊富に含む植物油で、精油を希釈するキャリアオイルとしても活用できます。
ただし、酸化しやすい性質があるため、保存方法や使い切る期間には注意が必要です。
この記事では、ローズヒップオイルの特徴や主な成分、顔・ボディへの使い方をご紹介していきます。
さらに、精製・未精製の違いやホホバオイルとの比較など、自分に合う1本を選ぶためのポイントにも触れていくので、ぜひ最後まで読んでみてください!
ローズヒップオイルとは?キャリアオイルとしての特徴を知ろう

ローズヒップオイルを上手に使うには、まず「どんなオイルなのか」を知っておくことが大切です。
ここでは、原料や香り、精油との違いなど、基本的な特徴をお伝えしていきます。
ローズヒップの種子などから得られる植物オイル
ローズヒップオイルとは、野バラの果実「ローズヒップ」の種子などから採れる植物オイルのことです。
原料となるのは、主にロサ・カニナやロサ・ルビギノサ(ロサ・エグランテリア)といった野生のバラ。
南米のチリなどが主な産地として知られ、アロマテラピーではキャリアオイルのひとつとして扱われています。
ちなみに、ローズヒップとは「バラの実」を指す言葉のこと。
果実の部分はハーブティーにも利用されており、オイルとはまた違った形で親しまれています。
つまり、ローズヒップオイルは、バラの実の種子から生まれた美容向けの植物油なのです!
ローズ精油とローズヒップオイルは別物
名前は似ていますが、ローズ精油とローズヒップオイルはまったくの別物です。
なぜなら、原料となる植物の部位も、オイルを採る方法も異なるからです。
ローズ精油は、ダマスクローズなどの花びらから、水蒸気蒸留や溶剤抽出によって得られる芳香成分の濃縮物。
そのため、肌に使うときはキャリアオイルで薄めなければなりません。
一方、ローズヒップオイルは、実の種子を圧搾するなどして得られる油脂です。
精油のような強い香りはなく、基本的にはそのまま肌に塗れるオイルとして扱われています。
このように、同じ「ローズ」という名前がついていても性質は大きく異なるので、購入時は商品名と原料をよく確認してみてください!
バラの香りではない?ローズヒップオイルの色・香り・使用感
ローズヒップオイルは、バラのような華やかな香りではありません。
というのも、香りのもとになる花びらではなく、実の種子から採られるオイルだからです。
未精製のものは、オレンジがかった黄色から赤みのある色合いで、やや土っぽさを感じる独特の香りを持っています。
それに対して、精製されたものは色も香りも穏やか。
テクスチャーは比較的さらっとしており、肌にスッとなじみやすい使用感が特徴です。
ただし、色の濃い未精製タイプは、衣類やタオルにつくとシミになる場合があるため注意しましょう。
香りや色の印象は製品によって差があるので、気になる人はまず少量サイズで試してみてください!
キャリアオイルとしてエッセンシャルオイルの希釈にも使える
ローズヒップオイルは、エッセンシャルオイル(精油)を薄めるキャリアオイルとしても活用できます。
なぜなら、肌に直接使える植物油であり、精油を溶かして肌へ広げる役割を担えるからです。
そもそもキャリアオイルとは、精油を肌に運ぶ「運び手」となる植物油のこと。
精油は芳香成分が高濃度に含まれているため、原液のまま肌につけるのは避け、植物油で薄めて使うのが基本です。
なかでもローズヒップオイルは、スキンケア向きの脂肪酸を多く含むことから、フェイシャル用のブレンドによく選ばれています。
精油と組み合わせれば、香りを楽しみながら自分好みのオイルケアができるので、アロマ好きの方はぜひ取り入れてみてください!
ローズヒップオイルに含まれる主な成分と肌への働き

ローズヒップオイルの魅力を知るうえで欠かせないのが、含まれている成分です。
ここでは、代表的な脂肪酸と、スキンケアに利用される理由を取り上げていきます。
リノール酸|ローズヒップオイルを代表する脂肪酸
ローズヒップオイルの主成分として、真っ先に挙げられるのがリノール酸です。
なぜなら、製品による差はあるものの、含まれる脂肪酸のなかでリノール酸が最も多く、全体の40〜50%前後を占めるからです。
リノール酸は、体内でつくることができない「必須脂肪酸」のひとつ。
オメガ6系脂肪酸に分類され、ひまわり油やグレープシードオイルなどにも豊富に含まれています。
また、リノール酸を多く含む植物油は、さらっとした軽い使い心地になりやすい傾向があります。
このように、リノール酸はローズヒップオイルの性質を形づくる中心的な成分なので、ぜひ覚えておくことをおすすめします!
α-リノレン酸|ローズヒップオイルの大きな特徴のひとつ
α-リノレン酸を多く含む点も、ローズヒップオイルならではの特徴です。
なぜなら、α-リノレン酸を30%前後も含むキャリアオイルは、比較的めずらしいからです。
α-リノレン酸はオメガ3系の必須脂肪酸で、えごま油や亜麻仁油に多いことでも知られています。
ローズヒップオイルの場合、リノール酸とα-リノレン酸を合わせると、全体の7〜8割ほどに達することも。
ただし、これらは「多価不飽和脂肪酸」と呼ばれ、空気や光、熱の影響で酸化しやすい性質を持っています。
言い換えれば、成分の魅力と酸化のしやすさは表裏一体ということです。
だからこそ、ローズヒップオイルを使う際は、成分の特徴を理解したうえで保存方法にも気を配ることが大切です!
オレイン酸など、そのほかに含まれる脂肪酸・成分
リノール酸とα-リノレン酸以外にも、ローズヒップオイルにはさまざまな成分が含まれています。
というのは、植物油は1種類の脂肪酸だけでできているわけではなく、複数の脂肪酸や微量成分が組み合わさって構成されているからです。
代表的なのがオレイン酸。
オメガ9系の脂肪酸で、ローズヒップオイルには十数%ほど含まれています。
そのほか、パルミチン酸やステアリン酸といった飽和脂肪酸も少量含まれるのが一般的です。
さらに、未精製のものにはトコフェロール(ビタミンE)やカロテノイドなどの微量成分も残っています。
ちなみに、カロテノイドは未精製オイル特有のオレンジ色のもとになる色素成分です。
このように、ローズヒップオイルは多様な成分が組み合わさってできたオイルといえるでしょう!
ローズヒップオイルがスキンケアに利用される理由
ローズヒップオイルは、スキンケア用のオイルとして長く親しまれてきました。
なぜなら、肌なじみのよいテクスチャーと、必須脂肪酸を豊富に含む成分構成をあわせ持っているからです。
前述のとおり、リノール酸やα-リノレン酸を多く含むオイルは、さらっとしてベタつきにくい傾向があります。
そのため、顔に使ってもオイル特有の重さを感じにくく、普段のケアに取り入れやすいのが魅力。
加えて、オイルが肌表面をやわらかく覆うことで、水分の蒸発を防ぎ、肌にうるおいを与えてくれます。
つまり、使い心地と成分の両面から、スキンケアに取り入れやすいオイルなのです!
ローズヒップオイルはどんな肌におすすめ?スキンケアで期待できること

ここからは、ローズヒップオイルがどんな肌の悩みや目的に合うのかをお伝えしていきます。
向いていない人の特徴にも触れるので、使うかどうかの判断材料にしてみてください。
乾燥が気になる肌の保湿ケアに
肌の乾燥が気になる人には、ローズヒップオイルを使った保湿ケアがおすすめです。
なぜなら、オイルが肌の表面に薄い膜をつくり、化粧水などで与えたうるおいを逃がしにくくしてくれるからです。
たとえば、エアコンの効いた室内で長く過ごす人や、秋冬に肌がつっぱりやすい人。
化粧水のあとにローズヒップオイルを1〜2滴なじませるだけで、しっとりとした肌に整えられます。
しかも、さらっとしたテクスチャーなので、オイルのベタつきが苦手な人でも取り入れやすいでしょう。
乾燥対策を見直したい人は、いつものケアに1滴プラスすることから始めてみてください!
年齢による肌の変化が気になる人のスキンケアに
ローズヒップオイルは、年齢に応じたお手入れ(エイジングケア)を意識したい人にも向いています。
なぜなら、乾燥しやすくなった肌にオイルで油分を補い、うるおいとハリを与えるケアができるからです。
一般的に、年齢を重ねると皮脂の分泌量が減り、肌は乾燥しやすくなる傾向があります。
そこで役立つのが、肌なじみのよいローズヒップオイルを使った保湿ケア。
ただし、シミやシワそのものを消したり治したりするものではない点は、理解しておく必要があります。
あくまで毎日の保湿ケアの一環として、エイジングケアに取り入れてみるのがおすすめです!
肌を柔らかくなめらかに整えたいときに
肌のごわつきが気になるときにも、ローズヒップオイルは心強い味方になります。
なぜなら、オイルには肌を柔らかく保ち、なめらかな手触りに整える働きがあるからです。
たとえば、乾燥でかたくなりがちな頬や口元に、化粧水のあと少量をなじませる方法。
また、ひじやかかとのように、角質が厚くなりやすい部分のケアにも使えます。
しっとりやわらかな肌を目指したい人は、ぜひ試してみてください!
ローズヒップオイルが向いている人・向いていない人
ローズヒップオイルは魅力の多いオイルです。
とはいえ、すべての人に合うわけではありません。
なぜなら、酸化しやすい、独特の香りがあるといった性質によって、ライフスタイルや好みとの相性が分かれるからです。
具体的には、次のような人に向いている(向いていない)といえます。
【向いている人】
・乾燥が気になり、保湿ケアを強化したい人
・ベタつきにくい軽めのオイルを探している人
・精油をブレンドしてフェイシャルオイルを作りたい人
・開封後2〜3か月ほどで使い切れる人
【向いていない人】
・バラ科の植物でアレルギーが出たことがある人
・オイル特有の香りが苦手な人
・1本を長い期間かけてゆっくり使いたい人
・保管場所に気を配るのが面倒な人
自分がどちらに当てはまるかを確認したうえで、使うかどうかを判断してみてください!
ローズヒップオイルの使い方|顔・ボディ・精油との組み合わせ

ローズヒップオイルは、顔だけでなく、ボディケアや精油とのブレンドなど、幅広い使い方ができます。
ここでは、具体的な使い方を5つご紹介していきます。
顔にはスキンケアオイルとして少量から使う
顔に使う場合は、1〜2滴の少量から始めるのが基本です。
なぜなら、つけすぎるとベタつきやすく、肌に合っているかどうかも判断しにくくなるからです。
使うタイミングとしておすすめなのは、化粧水で肌を整えたあと。
手のひらにオイルを1〜2滴とり、両手で軽く温めてから、顔全体を包み込むようになじませます。
ちなみに、乳液やクリームに1滴混ぜて使う方法も手軽でしょう。
まずは少量から試し、自分の肌にちょうどいい量を見つけてみてください!
乾燥が気になる部分のポイントケアに使う
顔全体に使うのに抵抗がある人は、乾燥が気になる部分だけのポイントケアから始めるのもおすすめ。
なぜなら、部分使いなら少ない量で済み、オイルの使用感にも慣れやすいからです。
たとえば、口元や小鼻のわきなど、乾燥しやすい部分。
指先にごく少量をとり、やさしく押さえるようになじませます。
さらに、唇の乾燥や、ささくれが気になる指先・爪まわりのケアにも使えます。
なお、目のまわりに使うときは、目に入らないよう特に注意しましょう。
必要な部分にだけ使えるので、無駄なくオイルを使い切れる点も魅力です!
ボディケアやトリートメントオイルとして使う
ローズヒップオイルは、ボディケアやトリートメントオイルとしても重宝します。
というのは、のびがよく肌になじみやすいため、広い範囲にも塗り広げやすいからです。
たとえば、入浴後の体が温かいうちに、ひじ・ひざ・かかとなど乾燥しやすい部分へなじませる方法。
マッサージに使う場合は、手のひらでオイルを温めてから、肌をやさしくなでるように広げていきます。
ただし、ローズヒップオイルは比較的価格が高めのオイルです。
全身にたっぷり使うなら、後ほど紹介する他のキャリアオイルとのブレンドを検討してみてください。
お風呂上がりのリラックスタイムに、ボディケアとして取り入れてみるのもおすすめです!
エッセンシャルオイルを希釈して使う
エッセンシャルオイルを肌に使うときは、ローズヒップオイルで適切な濃度に希釈することが大切です。
なぜなら、精油は植物の芳香成分を高濃度に含んでおり、原液のまま肌につけると刺激になるおそれがあるからです。
一般的な希釈濃度の目安は、顔なら0.5%以下、ボディなら1%以下。
精油は1滴あたり約0.05mlとされるため、次のように計算できます。
・顔用:ローズヒップオイル10mlに精油1滴(約0.5%)
・ボディ用:ローズヒップオイル10mlに精油2滴(約1%)
作り方は、清潔な遮光ビンにローズヒップオイルを入れ、精油を垂らしてよく混ぜるだけ。
スキンケア用のブレンドには、たとえばラベンダーやゼラニウム、フランキンセンスなどがよく使われます。
ただし、ベルガモットなど柑橘系の一部の精油には光毒性があるため、日中に肌へ使う場合は注意が必要です。
濃度を守って作れば、香りを楽しみながら心地よくオイルケアができるので、ぜひ試してみてください!
他のキャリアオイルとブレンドして使う
ローズヒップオイルは、ほかのキャリアオイルとブレンドして使う方法もあります。
なぜなら、ブレンドすることで独特の香りがやわらぎ、価格面の負担も抑えやすくなるからです。
たとえば、酸化しにくいホホバオイルと1:1で混ぜる方法。
また、ボディ用なら、スイートアーモンドオイルをベースにローズヒップオイルを2〜3割ほど加える配合も使いやすいでしょう。
なお、ブレンドしたオイルは、1〜2週間程度で使い切れる量だけ作るのがポイントです。
単体で使うだけでなく、ブレンドで自分好みのオイルを作ってみるのも楽しみ方のひとつです!
ローズヒップオイルを使う前に知っておきたい注意点と保存方法

ローズヒップオイルを安全に気持ちよく使うためには、いくつかの注意点があります。
特に酸化については重要なポイントなので、しっかり確認してみてください。
酸化しやすいため開封後は早めに使い切る
ローズヒップオイルは、開封後できるだけ早めに使い切ることが大切です。
なぜなら、酸化しやすい多価不飽和脂肪酸を多く含んでおり、ほかのキャリアオイルと比べても劣化が早いからです。
使用期間の目安は、開封後1〜3か月程度。
酸化が進むと、色が濃くなったり、油の傷んだような不快なにおいがしたりといった変化が現れます。
こうしたオイルを肌に使うと、肌トラブルの原因になる可能性も否定できません。
したがって、においや色に違和感を覚えたら、もったいなくても使用を控えましょう。
製品ごとに推奨される使用期限が記載されている場合は、その表示を優先してみてください!
高温・直射日光を避けて適切に保存する
ローズヒップオイルは、高温や直射日光を避け、涼しい場所で保管するのが基本です。
なぜなら、熱や光、空気はいずれもオイルの酸化を早める大きな要因だからです。
保存容器としては、光を通しにくい遮光ビンがおすすめ。
使ったあとはすぐにキャップを閉め、空気に触れる時間をできるだけ短くします。
さらに、夏場など室温が高くなる時期は、冷蔵庫での保管を勧めているメーカーもあります。
ただし、適した保存方法は製品によって異なるため、ラベルや説明書の指示は必ず確認しましょう。
保管場所を少し工夫するだけでも、オイルの品質を保ちやすくなります!
初めて肌に使う場合はパッチテストを行う
初めて肌に使うときは、事前にパッチテストを行ってみてください。
なぜなら、天然の植物オイルであっても、体質や肌の状態によっては合わない場合があるからです。
やり方はとてもシンプル。
腕の内側など目立たない部分に少量を塗り、24〜48時間ほど様子を見ます。
その間に赤みやかゆみ、腫れなどが出た場合は、すぐに洗い流して使用を見送りましょう。
また、精油をブレンドしたときも、完成したオイルで同じようにテストしておくと安心です。
肌に使う前のひと手間として、パッチテストを習慣にしてみてください!
肌に異常を感じたら使用を中止する
使用中に肌の異常を感じたら、すぐに使用を中止しましょう。
なぜなら、そのまま使い続けると、症状が悪化してしまうおそれがあるからです。
異常のサインとしては、赤み・かゆみ・ヒリヒリ感・ブツブツなどが挙げられます。
たとえパッチテストで問題がなかったとしても、その日の肌の調子や季節によって合わなくなることも。
症状がなかなか治まらないときは、自己判断せずに皮膚科を受診しましょう。
少しでも違和感があれば無理をせず、肌の状態を優先することが大切です!
エッセンシャルオイルを加える場合は濃度にも注意する
精油を加えてブレンドオイルを作る場合は、濃度にも十分な注意が必要です。
なぜなら、精油は少量でも作用が強く、濃度が高すぎると肌への刺激につながるからです。
前述のとおり、顔なら0.5%以下、ボディなら1%以下が目安。
「もっと香りを強くしたい」と感じても、精油を足しすぎないようにしましょう。
とくに、敏感肌の人や子ども、高齢の人、妊娠中の人は、さらに低い濃度にしたり、事前に専門家へ相談したりすることをおすすめします。
加えて、精油を飲まない、目や粘膜につけないといった基本ルールも守る必要があります。
濃度と使い方のルールを守りながら、安全にアロマケアを楽しんでみてください!
ローズヒップオイルの選び方|精製・未精製や他のキャリアオイルとの違いも比較

ローズヒップオイルは、製法や精製の有無によって品質や使い心地が変わります。
ここでは、選ぶときのポイントと、ほかのキャリアオイルとの違いを比較していきます。
精製・未精製の違いを確認する
ローズヒップオイルを選ぶときは、まず精製か未精製かを確認してみてください。
なぜなら、精製の有無によって、色や香り、含まれる成分のバランスが大きく変わるからです。
未精製(バージン)タイプは、オイル本来の色や香り、微量成分が残りやすいのが特徴。
一方、精製タイプは色やにおいが取り除かれており、クセが少なく使いやすい反面、一部の微量成分も減っています。
つまり、「素材感を重視するなら未精製」「香りや色が気になるなら精製」と考えると選びやすいでしょう。
自分が何を重視したいかを考えて、合うタイプを選んでみてください!
コールドプレスなど抽出方法にも注目する
抽出方法にも注目すると、品質にこだわったオイルを選びやすくなります。
なぜなら、オイルの採り方によって、成分の残り方や仕上がりが変わるからです。
代表的な製法が、熱を加えずに圧力をかけて搾る「コールドプレス(低温圧搾)」。
高温にさらさないため、熱に弱い成分が残りやすいとされています。
対して、溶剤を使って効率よく抽出する方法もあり、こちらは精製工程を経て製品化されるのが一般的です。
パッケージや商品説明に「コールドプレス」「低温圧搾」などの表記があるか、チェックしてみてください。
迷ったときは、コールドプレス製法のものを選ぶのもひとつの方法です!
初めてなら使い切れる容量を選ぶ
初めて購入するなら、使い切れる容量を選ぶのがおすすめです。
なぜなら、ローズヒップオイルは酸化しやすく、大容量のものを買っても使い切る前に劣化してしまうおそれがあるからです。
たとえば、顔に1回2滴(約0.1ml)を朝晩使う場合、1日の使用量は約0.2ml。
30mlのボトルだと、計算上は使い切るまでに5か月ほどかかってしまいます。
そのため、顔だけに使うなら10〜20ml程度の小容量タイプが安心でしょう。
ボディにも使う場合は、使用頻度に合わせて容量を考えてみてください。
まずは少量サイズで使用感を確かめ、気に入ったら大きめのサイズを検討するのもいいでしょう!
ホホバオイルとの違い|使いやすさや酸化安定性で比較
ローズヒップオイルとホホバオイルの大きな違いは、酸化安定性と扱いやすさにあります。
なぜなら、ホホバオイルは厳密には「液体ロウ(ワックスエステル)」で、多価不飽和脂肪酸を主成分とするローズヒップオイルとは構造が異なるからです。
両者の主な違いは次のとおりです。
・ローズヒップオイル:リノール酸・α-リノレン酸が豊富。酸化しやすく、開封後は早めに使い切る必要がある
・ホホバオイル:主成分はワックスエステル。酸化しにくく、比較的長く保存しやすい
ちなみに、ホホバオイルは低温になると白く固まる性質を持っています。
ただし、常温に戻せば液体に戻るため、品質に問題はありません。
したがって、「扱いやすさ重視ならホホバ、成分の個性を楽しみたいならローズヒップ」と使い分けるのがおすすめ。
両方を混ぜれば、それぞれのよさを生かしたオイルにもなるので、ぜひ組み合わせも試してみてください!
スイートアーモンドなど他のキャリアオイルとの使い分け
ローズヒップオイル以外のキャリアオイルも、目的に合わせて使い分けると便利です。
なぜなら、キャリアオイルにはそれぞれ得意な使い方や、使い心地の違いがあるからです。
代表的なキャリアオイルの特徴をまとめると、次のようになります。
・スイートアーモンドオイル:オレイン酸が多く、のびがよい。価格も手ごろで、ボディトリートメント向き
・ホホバオイル:酸化しにくく、顔・髪・ボディと幅広く使える
・グレープシードオイル:さらっとして軽く、マッサージにも使いやすい
・アルガンオイル:オレイン酸とリノール酸をバランスよく含み、顔や髪のケアに人気
たとえば、「顔にはローズヒップ、全身にはスイートアーモンド」といった使い分けをすれば、コストを抑えながらそれぞれのよさを楽しめます。
なお、スイートアーモンドオイルはナッツ由来のため、ナッツアレルギーのある人は使用を控えることをおすすめします。
1種類にこだわらず、目的に合わせてオイルを選んでみるのもおすすめです!
結局ローズヒップオイルはどんな人におすすめ?
結論として、ローズヒップオイルは「乾燥が気になり、軽い使い心地のオイルで保湿ケアをしたい人」におすすめです。
なぜなら、リノール酸とα-リノレン酸を豊富に含み、さらっとした使用感で顔にも取り入れやすいからです。
さらに、精油をブレンドしてフェイシャルオイルを手作りしたい人にもぴったり。
一方で、酸化しやすい性質があるため、開封後に早めに使い切れること、保存場所に気を配れることが前提になります。
長く保存したい人や手間をかけたくない人は、ホホバオイルのような酸化しにくいオイルを選ぶか、ブレンドして使うとよいでしょう。
自分の肌の状態やライフスタイルに合わせて、ローズヒップオイルを上手に取り入れてみてください!
まとめ

ローズヒップオイルとは、野バラの実の種子などから得られる植物オイルのことです。
ローズ精油とはまったくの別物で、リノール酸やα-リノレン酸を豊富に含んでいます。
そのため、肌なじみのよい使い心地を生かして、顔やボディの保湿ケアに活用可能。
また、エッセンシャルオイルを希釈するキャリアオイルとしても使え、ほかの植物油とブレンドする楽しみ方もあります。
ただし、酸化しやすいオイルなので、開封後は早めに使い切り、冷暗所で保存することが大切です。
選ぶときは、精製・未精製の違いや抽出方法、使い切れる容量をチェックしてみてください。
これから使い始めるなら、まずは小容量のボトルを選び、パッチテストをしてから少量ずつ試してみるのがおすすめです。
自分の肌に合う使い方を見つけて、毎日のスキンケアやアロマタイムをもっと楽しんでみてください!





