エッセンシャルオイルの香り7系統をチャートで解説!種類・特徴・ブレンドの相性がひと目でわかる

「エッセンシャルオイルの種類が多すぎて、どれを選べばいいのかわからない……」

そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

精油は数百種類ともいわれるほどラインナップが豊富で、なんとなく選んだら好みと違う香りだった、という経験もあるはずです。

ただ、香りを「7つの系統」に分けて考えると、それぞれの特徴や組み合わせの相性がぐっとつかみやすくなります。

この記事では、香りの7系統をチャートで一覧にしたうえで、各系統の特徴と代表的な精油をご紹介していきます。

さらに、ブレンドの相性や選び方、トップ・ミドル・ベースノートとの違いまでお伝えしていくので、自分好みの香りを見つけるヒントにしてみてください!

エッセンシャルオイルの香りの7系統とは?チャートで一覧比較

エッセンシャルオイルの香りの7系統とは、精油を香りの印象や原料植物の特徴によって7つのグループに分けた分類のことです。

柑橘系・フローラル系・ハーブ系・樹木系・スパイス系・樹脂系・エキゾチック系の7つが、もっともよく見かける分け方。

ここでは、7系統の一覧チャートと分類の基準、チャートの見方を順番にお伝えしていきます!

香りの7系統がひと目でわかる一覧チャート

7系統それぞれの香りの印象と代表的な精油を、以下のチャートにまとめました。

系統 香りの印象 代表的な精油
柑橘系 爽やか・フレッシュ・明るい レモン、オレンジ・スイート、グレープフルーツ、ベルガモット
フローラル系 華やか・甘い・優雅 ラベンダー、ローズ、ゼラニウム、ネロリ
ハーブ系 清涼感・すっきり・青々しい ペパーミント、ローズマリー、クラリセージ、スイートマージョラム
樹木系 森林・落ち着き・ウッディ ティーツリー、ユーカリ、サイプレス、ヒノキ
スパイス系 刺激的・温かみ・ピリッと ブラックペッパー、ジンジャー、シナモン、カルダモン
樹脂系 深み・重厚・神秘的 フランキンセンス、ミルラ、ベンゾイン
エキゾチック系 個性的・濃厚・オリエンタル イランイラン、サンダルウッド、パチュリ、ベチバー

このチャートを見ると、同じ系統の精油は香りの方向性が似ているのが一目瞭然です。

例えば、柑橘系ならフレッシュな果皮の香り、樹脂系ならお寺や教会を連想させる深みが共通点。

気になる系統を見つけたら、そこから香りを試してみてください!

香りの系統はどのような基準で分類される?

香りの系統は、主に「香りの印象」と「精油を抽出する植物の部位」を基準に分類されています。

なぜなら、同じ部位から採れる精油は似た成分を含みやすく、香りの印象も近くなる傾向があるからです。

例えば、柑橘系の多くは果皮、樹木系は木部や葉、樹脂系は幹からにじみ出る樹脂が原料となっています。

一方で、ラベンダーはフローラル系とハーブ系のどちらにも分類されることがあるなど、分け方はブランドや書籍によって少しずつ異なるのが実情です。

つまり、系統はあくまで精油を選ぶための目安として捉えておくと、迷わずに活用できます!

香りの系統チャートの見方と活用方法

系統チャートは、香りの好みを探したり、ブレンドの組み合わせを考えたりするときの地図として使うと便利。

というのも、系統ごとの特徴を把握しておけば、初めて見る精油でも香りのイメージがつかみやすくなるからです。

具体的には、次のような使い方ができます。

  • 好きな精油と同じ系統から、新しい精油を探す
  • 気分や使うシーンに合わせて系統を選ぶ
  • ブレンドするときに相性の良い系統を確認する

例えば、ラベンダーが好きならフローラル系のゼラニウムやローズも気に入る可能性が高いでしょう。

このように、チャートを手元に置いておくだけで精油選びの失敗がぐっと減るので、ぜひ活用してみてください!

エッセンシャルオイルの香りの7系統それぞれの特徴と代表的な精油

ここからは、7系統それぞれの香りの特徴と代表的な精油を詳しくご紹介していきます。

同じ系統でも精油ごとに個性があるため、気になるものをチェックしながら読み進めてみてください!

柑橘系|爽やかでフレッシュな香り

柑橘系は、果物の皮を搾ったときのような、爽やかでフレッシュな香りが持ち味。

なぜなら、柑橘系の精油の多くは果皮を圧搾して採られており、果実そのものの香りに近いからです。

代表的な精油には、次のようなものがあります。

  • レモン:キリッとした酸味を感じる香り
  • オレンジ・スイート:甘くやさしい、親しみやすい香り
  • グレープフルーツ:ほろ苦さのある爽快な香り
  • ベルガモット:紅茶のアールグレイにも使われる上品な香り

クセが少なく、ほかの系統とも合わせやすいことから、初心者にも人気の系統です。

ただし、果皮から採れる精油の一部は、肌につけたあとに日光に当たると刺激になる場合があるため注意しておきましょう。

明るく軽やかな香りを楽しみたいなら、まずは柑橘系から試してみてください!

フローラル系|華やかで甘く優雅な香り

フローラル系は、花から採れる、華やかで甘く優雅な香りの系統です。

香水の原料として古くから使われてきたことからも、その華やかさがうかがえます。

代表的な精油は次の4つ。

  • ラベンダー:やわらかな甘さとハーブのような爽やかさをあわせ持つ香り
  • ローズ:「花の女王」とも呼ばれる、深く甘い香り
  • ゼラニウム:ローズに似た、グリーン感のある華やかな香り
  • ネロリ:ビターオレンジの花から採れる、繊細で上品な香り

なかでもラベンダーは比較的手に入りやすく、フローラル系の入門としてよく選ばれています。

一方で、ローズやネロリは大量の花からわずかしか採れないため、ほかの精油に比べて高価になりがちです。

華やかな気分を味わいたいときや、特別な時間を演出したいときには、フローラル系を取り入れてみてください!

ハーブ系|清涼感のあるすっきりとした香り

ハーブ系は、葉や茎から採れる、清涼感のあるすっきりとした香りが魅力。

その理由は、ミントやローズマリーのように、葉そのものに爽快な香りを蓄えている植物が多いことにあります。

代表的な精油は以下のとおりです。

  • ペパーミント:スーッとした清涼感が際立つ香り
  • ローズマリー:シャープで力強いハーブの香り
  • クラリセージ:ほのかに甘さを含んだ穏やかな香り
  • スイートマージョラム:温かみのあるやさしい香り

料理や家庭菜園でなじみのある植物が多く、香りをイメージしやすいのもうれしいポイント。

ただ、ペパーミントのように主張の強いものもあるため、ブレンドでは少量から加えるのがコツになります。

気分をすっきり切り替えたいときには、ハーブ系の香りを選んでみてください!

樹木系|森林を思わせる落ち着いた香り

樹木系は、森の中にいるような、落ち着いた香りが楽しめる系統。

というのも、樹木系の精油は木の葉や枝、木部から採られており、森林浴を思わせるウッディな香りがするためです。

代表的な精油には、次のようなものがあります。

  • ティーツリー:シャープでクリアな香り
  • ユーカリ:鼻に抜けるような清涼感のある香り
  • サイプレス:すっきりとした針葉樹の香り
  • ヒノキ:日本人になじみ深い、温かみのある木の香り

特にヒノキは、檜風呂や木造建築などで親しまれてきたことから、懐かしさを感じる方も多いでしょう。

また、男女問わず好まれやすく、ほかの系統とのブレンドにも使いやすいのが樹木系の強みです。

自然の中で深呼吸するような気分を味わいたいなら、樹木系をぜひ試してみてください!

スパイス系|刺激的で温かみのある香り

スパイス系は、料理でもおなじみの香辛料から採れる、刺激的で温かみのある香りです。

スパイスはもともと料理に風味やアクセントを加えるために使われてきた植物なので、香りにもピリッとした個性があります。

代表的な精油は以下のとおり。

  • ブラックペッパー:ピリッとした刺激とウッディさを感じる香り
  • ジンジャー:温かくスパイシーな香り
  • シナモン:甘さと刺激をあわせ持つ香り
  • カルダモン:爽やかさのあるスパイシーな香り

主張が強く個性的なので、単体で使うよりもブレンドのアクセントとして少量加えるのがおすすめです。

さらに、シナモンなど一部の精油は肌への刺激が強いため、肌に使う際は特に注意しましょう。

いつもの香りにひと工夫ほしいときは、スパイス系をほんの少し取り入れてみてください!

樹脂系|深みのある重厚で神秘的な香り

樹脂系は、木の幹から染み出る樹脂を原料とした、深みのある重厚な香りが特徴となっています。

なぜなら、樹脂は長い時間をかけて固まったもので、重めの成分を多く含み、ゆっくりと香り立つ性質を持つからです。

代表的な精油としては、次の3つが挙げられます。

  • フランキンセンス:乳香とも呼ばれる、清らかで深みのある香り
  • ミルラ:没薬とも呼ばれる、ほろ苦くスモーキーな香り
  • ベンゾイン:安息香とも呼ばれる、バニラのような甘い香り

フランキンセンスやミルラは古くから宗教儀式で焚かれてきた歴史があり、どこか神秘的な雰囲気を感じさせる存在。

加えて、香りが長く残りやすいため、ブレンドの土台として使われることも多い系統です。

静かで落ち着いた時間を過ごしたいときには、樹脂系の香りを取り入れてみてください!

エキゾチック系|個性的で濃厚なオリエンタル調の香り

エキゾチック系は、アジアや熱帯地方を思わせる、個性的で濃厚なオリエンタル調の香りを持つ系統。

というのも、この系統の精油は、インドや東南アジアなどで古くから香料として使われてきた植物から採れるものが多いからです。

代表的な精油を、以下にまとめました。

  • イランイラン:南国の花を思わせる、甘く濃厚な香り
  • サンダルウッド:白檀とも呼ばれる、まろやかで甘いウッディな香り
  • パチュリ:土を思わせる、湿り気のある重い香り
  • ベチバー:植物の根から採れる、スモーキーで深い香り

主張がはっきりしているぶん、好みが分かれやすいのもエキゾチック系の特徴です。

そのため、ブレンドに使う場合は1滴から試し、全体のバランスを見ながら量を調整するのがポイントになります。

いつもとはひと味違う大人っぽい香りを楽しみたいなら、エキゾチック系に挑戦してみてください!

エッセンシャルオイルの香りの相性は?系統別ブレンドチャートで解説

精油を組み合わせて楽しむなら、香りの相性を知っておくことが大切です。

ここでは系統別のブレンドチャートをもとに、合わせやすい組み合わせや失敗しにくいポイントをお伝えしていきます!

香りの系統別ブレンド相性チャート

香りの相性は、7系統を円状に並べたチャートで考えるとわかりやすくなります。

なぜなら、円の上で隣り合う系統は香りの性質が近く、自然になじみやすいからです。

よく使われるのは、次の順番で7系統をぐるりと並べる方法。

柑橘系 → フローラル系 → エキゾチック系 → 樹脂系 → スパイス系 → 樹木系 → ハーブ系 →(柑橘系に戻る)

系統 相性が良い系統(隣り合う系統)
柑橘系 フローラル系、ハーブ系(ほかの系統とも比較的なじみやすい)
フローラル系 柑橘系、エキゾチック系
エキゾチック系 フローラル系、樹脂系
樹脂系 エキゾチック系、スパイス系
スパイス系 樹脂系、樹木系
樹木系 スパイス系、ハーブ系
ハーブ系 樹木系、柑橘系

隣同士は相性が良く、反対に円の向かい側にある系統どうしは、慣れないうちは組み合わせが難しいとされています。

また、柑橘系はほとんどの系統と調和しやすく、迷ったときの「つなぎ役」として重宝する存在。

まずはこのチャートを参考に、隣り合う系統から組み合わせてみてください!

相性が良い香りの系統と組み合わせ例

相性が良いのは、チャート上で隣り合う系統どうしや、柑橘系とほかの系統を合わせた組み合わせ。

方向性が近い精油どうしは互いの個性がぶつかりにくく、まとまりのある香りに仕上がるからです。

具体的には、次のような組み合わせが挙げられます。

  • 柑橘系×フローラル系:オレンジ・スイート+ラベンダー(やわらかく親しみやすい香り)
  • 柑橘系×ハーブ系:レモン+ペパーミント(キリッと爽快な香り)
  • ハーブ系×樹木系:ローズマリー+ユーカリ(すっきりとした清々しい香り)
  • 樹木系×スパイス系:サイプレス+ブラックペッパー(引き締まったウッディな香り)
  • 樹脂系×エキゾチック系:フランキンセンス+サンダルウッド(深く落ち着いた香り)
  • フローラル系×エキゾチック系:ゼラニウム+イランイラン(甘く華やかな香り)

特に「柑橘系×フローラル系」は失敗しにくく、初めてのブレンドにもぴったりなペアです。

気になる組み合わせがあれば、ぜひ実際に香りを合わせて楽しんでみてください!

相性が難しい組み合わせと失敗しないためのポイント

相性が難しいのは、チャート上で向かい合う系統どうしや、香りの強い精油どうしの組み合わせとなります。

なぜなら、性質がかけ離れたものや主張の強いものどうしは個性がぶつかり合い、ちぐはぐな印象になりやすいからです。

例えば、次のような組み合わせは、慣れないうちは扱いが難しい傾向があります。

  • フローラル系×スパイス系(ローズ+シナモンなど)
  • ハーブ系×エキゾチック系(ペパーミント+パチュリなど)
  • ハーブ系×樹脂系(ペパーミント+ミルラなど)

ただし、これらの組み合わせが絶対にNGというわけではありません。

失敗を防ぐには、次のポイントを意識してみてください。

  • 香りの強い精油は1滴から加える
  • 間をつなぐ柑橘系や樹木系を足して調和させる
  • いきなり大量に作らず、ムエット(試香紙)で確かめる

ムエットに1滴ずつ垂らして重ねて嗅げば、精油を無駄にせずに相性を試せます。

難しい組み合わせも工夫しだいで個性的な香りになるので、慣れてきたらチャレンジしてみてください!

同じ系統・隣り合う系統を組み合わせる基本ルール

ブレンドの基本ルールは、「同じ系統」か「隣り合う系統」の精油を組み合わせることです。

性質が近い精油どうしは自然になじみやすいため、初心者でもまとまりのある香りを作りやすくなります。

例えば、同じ柑橘系のオレンジ・スイートとグレープフルーツを合わせると、甘さとほろ苦さが重なった奥行きのある香りに。

また、隣り合うハーブ系と樹木系からローズマリーとサイプレスを選べば、すっきりとしたなかにも落ち着きのある香りが楽しめます。

なお、慣れてきたら3つ以上の系統を組み合わせるのもひとつの方法です。

まずは「同じ系統・隣り合う系統」のルールを押さえ、少しずつブレンドの幅を広げてみてください!

自分に合うエッセンシャルオイルの選び方|香りの系統・好み・使用シーン別

精油を選ぶときは、系統に加えて「どんな気分で、どこで使いたいか」を考えると、自分に合うものを見つけやすいはずです。

ここでは、好みや使用シーン別におすすめの系統と精油をご紹介していきます!

爽やかでリフレッシュできる香りを選びたい場合

爽やかでリフレッシュできる香りがほしいなら、柑橘系やハーブ系に注目してみてください。

どちらも軽やかで明るい印象の香りが多く、気分を切り替えたい場面で好まれているからです。

例えば、朝の身支度にはレモンやグレープフルーツ、午後の気分転換にはペパーミントが人気。

また、柑橘系とハーブ系を組み合わせると、より爽快感のある香りに仕上がります。

すっきりした気分で過ごしたい日は、この2つの系統の精油を取り入れるのがおすすめです!

甘く華やかな香りを楽しみたい場合

甘く華やかな香りを楽しみたいときは、フローラル系やエキゾチック系を選ぶのがおすすめ。

なぜなら、どちらの系統も花の甘さや濃厚さを感じられる精油が多く、香水のような華やかさを味わえるからです。

初めてならやわらかな香りのラベンダーやゼラニウム、より濃厚な甘さを求めるならイランイランを選んでみてください。

ちなみに、甘い香りが強すぎると感じたら、ベルガモットなどの柑橘系を少し加えると軽やかな印象になります。

特別な時間を華やかに彩りたいときは、フローラル系やエキゾチック系の香りを味わってみてください!

落ち着いた雰囲気でリラックスしたい場合

落ち着いた雰囲気でゆったり過ごしたいなら、樹木系や樹脂系の香りが向いています。

というのも、森林や寺院を思わせる深みのある香りが多く、穏やかな空間づくりにぴったりだからです。

例えば、ヒノキやサイプレスは森林浴をしているような気分を、フランキンセンスは静かで凛とした空気感を演出してくれます。

さらに、ラベンダーやオレンジ・スイートも、くつろぎの時間によく選ばれる定番の精油。

1日の終わりにほっとひと息つきたいときは、樹木系や樹脂系の香りを取り入れてみてください!

仕事や勉強中にすっきりした香りを楽しみたい場合

仕事や勉強中に香りを楽しみたいなら、すっきりとしたハーブ系や樹木系、柑橘系を選んでみてください。

というのも、これらは甘さや重さが控えめで、作業の邪魔になりにくいクリアな香りが多いからです。

具体的には、ローズマリーやペパーミント、ユーカリ、レモンなどが定番となっています。

一方で、香りが強すぎると気が散ってしまうこともあるため、デスク周りでは控えめな量で香らせるのがポイントです。

作業の合間に、すっきりとした香りで気分を切り替える時間を作ってみてください!

初心者が最初に揃えたいおすすめの精油

これから精油を揃えるなら、ラベンダー、オレンジ・スイート、ペパーミントの3本から始めるのがおすすめ。

なぜなら、どれも比較的手頃な価格で手に入り、ほかの系統の精油とも合わせやすいからです。

3本の特徴を表にまとめると、次のとおりです。

精油 系統 特徴
ラベンダー フローラル系 やさしく穏やかな香りで、幅広いシーンで使いやすい
オレンジ・スイート 柑橘系 甘く親しみやすい香りで、好き嫌いが分かれにくい
ペパーミント ハーブ系 清涼感が強く、すっきりしたいときに重宝する

この3本があれば、「オレンジ・スイート+ラベンダー」「オレンジ・スイート+ペパーミント」のように、手軽にブレンドを試せます。

慣れてきたら、樹木系のティーツリーや樹脂系のフランキンセンスなど、異なる系統の精油を少しずつ増やしていくのも楽しみ方のひとつです。

まずは3本から始めて、自分の好きな香りの方向性を見つけてみてください!

エッセンシャルオイルの香りを上手に組み合わせるブレンドの基本とコツ

好きな精油が見つかったら、次はブレンドに挑戦してみるのもおすすめです。

ここでは初心者向けに、ブレンドの始め方から配合比率の考え方、おすすめレシピ、注意点までをお伝えしていきます!

初心者は2〜3種類の精油からブレンドを始めよう

ブレンドに慣れていないうちは、2〜3種類の精油から始めてみることをおすすめします。

なぜなら、種類が多すぎると香りが複雑になり、どの精油が全体の印象を左右しているのか判断しにくくなるからです。

例えば2種類の場合は、好きな精油に、チャートで隣り合う系統のものを1つ合わせるだけで十分。

3種類に増やすなら、変化をつけるアクセント役の精油を1滴加えると、ぐっと奥行きが出ます。

まずは少ない本数でシンプルなブレンドを楽しみ、慣れてきたら少しずつ数を増やしてみてください!

香りのバランスを整える配合比率の考え方

配合比率を決めるときは、香りの強さに合わせて滴数を調整するのが基本。

精油はそれぞれ香り立ちの強さが異なり、同じ滴数で混ぜると主張の強いものに全体が引っ張られてしまうからです。

目安として、次のような考え方を参考にしてみてください。

  • 柑橘系など軽やかな精油:多め(2〜3滴)
  • フローラル系・ハーブ系・樹木系など中程度の精油:中くらい(1〜2滴)
  • スパイス系・樹脂系・エキゾチック系など強めの精油:少なめ(1滴)

例えば、オレンジ・スイート3滴に対してイランイランを1滴にすると、甘さが重くなりすぎずバランスの良い香りに仕上がります。

ただし、ペパーミントのように系統に関係なく主張の強い精油もあるため、最初は少なめから試すのが安心です。

比率に正解はないので、少しずつ滴数を変えながら自分好みのバランスを探してみてください!

初心者でも試しやすいおすすめブレンドレシピ3選

初めてのブレンドは、相性の良い系統を組み合わせた定番レシピから始めると安心。

なぜなら、定番の組み合わせなら失敗しにくく、ブレンドの感覚もつかみやすいからです。

ここでは、ディフューザーやアロマストーンで楽しめるレシピを3つご紹介していきます。

■レシピ1:やさしく穏やかな香りのブレンド

  • オレンジ・スイート:3滴
  • ラベンダー:2滴

甘い柑橘の香りとラベンダーのやわらかさが調和した、誰にでも親しみやすい組み合わせです。

夜のくつろぎタイムにもぴったり。

■レシピ2:すっきり爽やかなブレンド

  • レモン:2滴
  • ローズマリー:2滴
  • ペパーミント:1滴

レモンの爽やかさに、ローズマリーとペパーミントの清涼感が重なった、キリッとした香りが楽しめます。

朝の身支度や作業の合間に取り入れてみるのもおすすめです。

■レシピ3:華やかで落ち着きのあるブレンド

  • ベルガモット:2滴
  • ゼラニウム:2滴
  • サンダルウッド:1滴

上品な柑橘とフローラルの香りを、サンダルウッドのまろやかな甘さが包み込む、大人っぽい仕上がり。

ベースにサンダルウッドが入っていて香りが長く続きやすいので、ゆっくり過ごしたい休日にも向いています。

滴数はあくまで目安なので、使う器具の説明書も確認しながら、好みの強さに調整してみてください!

ブレンドするときの注意点と安全な使い方

ブレンドを楽しむときは、安全に使うためのルールを必ず守りましょう。

エッセンシャルオイルは植物の香り成分を高濃度に凝縮したもので、使い方を誤ると肌トラブルなどにつながるおそれがあるからです。

特に注意したいポイントは、次の5つ。

  • 原液を直接肌につけない
  • 肌に使う場合は、植物油などで十分に薄める
  • 柑橘系の一部(ベルガモット、レモン、グレープフルーツなど)は、肌につけたあと日光に当たらないようにする
  • 飲んだり、目や粘膜に触れさせたりしない
  • 妊娠中の方や持病のある方、小さな子どもやペットがいる家庭では、使用前に医師や専門家に相談する

また、精油は直射日光や高温多湿を避けて保管し、子どもの手の届かない場所に置くことも大切です。

開封後は時間とともに品質が変化していくため、早めに使い切るよう心がけてみてください。

正しい使い方を守ってこそ香りを心から楽しめるので、ここで紹介したポイントは必ずチェックしましょう!

エッセンシャルオイルの香りの系統とトップ・ミドル・ベースノートの違い

系統とあわせて知っておきたいのが、「トップ・ミドル・ベース」と呼ばれる香りのノートです。

ここでは両者の違いと、ノートを意識したブレンド方法をお伝えしていきます!

香りの系統とノートは何が違う?

系統とノートの違いは、分類の基準が「香りのタイプ」なのか「揮発する速さ」なのかという点にあります。

なぜなら、系統が印象や原料植物をもとにしたグループ分けである一方、ノートは揮発の速さ、つまり香り立ちから消えるまでの時間で区分したものだからです。

例えば、同じ樹木系でも、ユーカリは早く揮発するトップノート、シダーウッドは長く残るベースノートに分けられます。

このように、系統は「どんな香りか」、ノートは「どれくらい長く続くか」を表す指標です。

2つの視点を組み合わせると、タイプと持続時間の両方を考えたブレンドができるようになります!

トップ・ミドル・ベースノートそれぞれの特徴と代表精油

ノートは、揮発の速さによってトップ・ミドル・ベースの3つに分けられています。

それぞれの特徴と代表的な精油は、以下のチャートのとおりです。

ノート 持続時間の目安 特徴 代表的な精油
トップノート 約30分〜2時間 最初に香り立ち、軽やかで揮発しやすい レモン、グレープフルーツ、ベルガモット、ペパーミント、ユーカリ
ミドルノート 約2〜6時間 トップのあとに香り、ブレンドの中心となる ラベンダー、ゼラニウム、ローズマリー、スイートマージョラム、ブラックペッパー
ベースノート 約6時間以上 ゆっくり香り立ち、長く残って全体を支える サンダルウッド、フランキンセンス、パチュリ、ベチバー、ベンゾイン

トップノートは柑橘系やハーブ系の一部、ベースノートは樹脂系やエキゾチック系に多く見られる傾向があります。

なお、持続時間や分類は資料や精油の品質、使う環境によっても変わるため、あくまで目安として捉えておくのがおすすめです。

各ノートの特徴を知っておくと、香りの移り変わりまで楽しめるようになります!

香りの持続時間とノートを考慮したブレンド方法

香りを長く楽しみたいなら、トップ・ミドル・ベースの3つのノートをバランスよく組み合わせてみてください。

3つがそろうと、時間の経過とともに香りが自然に移り変わり、最後まで心地よさが続くからです。

配合比率は「トップ2:ミドル2:ベース1」を目安にすると、初心者でもバランスを取りやすくなります。

例えば、次のような組み合わせです。

  • トップノート:ベルガモット 2滴
  • ミドルノート:ラベンダー 2滴
  • ベースノート:フランキンセンス 1滴

このブレンドでは、最初にベルガモットの爽やかさが広がり、続いてラベンダーのやさしさ、最後にフランキンセンスの深みがじんわりと残ります。

ただし、ベースノートは香りが強く残りやすいため、入れすぎると全体が重たくなる点には注意が必要です。

ノートを意識して組み立てるだけでブレンドの完成度がぐっと上がるので、ぜひ取り入れてみてください!

まとめ

エッセンシャルオイルの香りは、柑橘系・フローラル系・ハーブ系・樹木系・スパイス系・樹脂系・エキゾチック系の7系統に分けられます。

系統ごとに香りの印象や代表的な精油が異なるため、チャートで全体像をつかんでおくと、自分好みの精油を見つけやすくなるはずです。

また、ブレンドを楽しむなら、チャート上で同じ系統や隣り合う系統を組み合わせるのが基本。

さらに、トップ・ミドル・ベースのノートも意識すると、時間とともに移り変わる奥深い香りを楽しめます。

とはいえ、香りの分類や相性は絶対的なルールではなく、精油の種類や個人の好みによっても変わるもの。

だからこそ、チャートはあくまで目安として活用し、「自分が心地よいと感じるか」を大切にすることが何よりのポイントです。

その際は、原液を直接肌につけないなど、安全なルールを守ることも忘れずに。

まずは気になる系統の精油を1本選び、慣れてきたら相性の良い香りを少しずつ足して、あなただけのブレンドを見つけてみてください!