授乳中に使えるアロマ・使えないアロマは?精油一覧と母乳・赤ちゃんへの影響を解説

「授乳中だけど、アロマで少しリラックスしたい……。でも、赤ちゃんに影響はないのかな?」

そんな迷いを抱えながら、精油の小瓶を手に取れずにいる方も多いのではないでしょうか。

慣れない育児で心も体も疲れやすい時期だからこそ、好きな香りで気分を切り替えたいもの。
とはいえ、成分が母乳を通じて赤ちゃんに届かないか、香りを吸い込んでも平気なのかは気になるところです。

結論からいうと、授乳中のアロマは一律に禁止されているわけではありません。
精油の種類や使い方、濃度に気をつければ、取り入れられる場合があります。

この記事では、授乳中に使いやすい精油と避けたい精油を一覧で比較しながら、母乳や赤ちゃんへの影響、安全な楽しみ方をお伝えしていきます。

さらに、万が一使ってしまったときの対処法や、アロマ以外のリラックス方法も取り上げるので、ぜひ最後まで読んでみてください!

授乳中にアロマは使える?使えない?基本的な考え方と注意点

ここでは、授乳中のアロマについて押さえておきたい基本的な考え方をお伝えしていきます。

精油を選ぶ前の土台となる内容なので、はじめにチェックしてみてください。

授乳中のアロマ使用は一律に禁止されているわけではない

授乳中だからといって、アロマの使用が一律に禁止されているわけではありません。

なぜなら、精油のリスクは種類や量、使い方によって大きく変わるため、ひとくくりに「授乳中はNG」とは判断できないからです。

たとえば、薄めた柑橘系の香りを離れた場所で短時間ただよわせる芳香浴。
これと、高濃度の精油を胸元に塗るマッサージとでは、赤ちゃんに届く成分の量がまったく異なります。

ただし、授乳中の精油使用について、人を対象に詳しく調べた研究は多くありません。
そのため、「安全性が確立している」とまでは言えないのが現状です。

だからこそ、「迷う精油は使わない」という慎重な姿勢が基本になります。

つまり、授乳中のアロマは「禁止」ではなく、「選び方と使い方次第」と考えるのがポイントです!

妊娠中と授乳中ではアロマの注意点が異なる

妊娠中と授乳中では、アロマを使う際に気をつけるポイントが異なります。

というのは、妊娠中に心配されるのは主におなかの赤ちゃんや子宮への影響で、授乳中は母乳や赤ちゃんの呼吸・肌への影響が中心になるからです。

具体的には、妊娠中はクラリセージなど、子宮への作用が指摘される精油を避けるよう案内されることが多くあります。

一方、出産後は赤ちゃんが同じ空間で香りを吸い込んだり、ママの肌に直接触れたりする機会が増えるでしょう。
加えて、母乳の出に影響する可能性が言われている精油もあります。

したがって、「妊娠中に問題なかった精油なら、授乳中も大丈夫」とは限りません。

このように、妊娠中の注意点をそのまま当てはめず、授乳期ならではの視点で精油を選ぶことが大切です!

精油の種類・使用方法・濃度によって注意点が変わる

授乳中のアロマは、精油の種類・使用方法・濃度の3つによって注意点が変わります。

なぜなら、同じ精油でも、吸い込む量や肌から吸収される量は、使い方と濃さで大きく左右されるからです。

3つのポイントを整理すると、次のようになります。

・種類:メントールや1,8-シネオール、カンファーなど、刺激の強い成分を多く含む精油は乳幼児の近くでの使用に注意が必要
・使用方法:空間に香りを広げる芳香浴は体内に入る量が少なく、肌に塗るマッサージは吸収量が多くなりやすい
・濃度:日本アロマ環境協会(AEAJ)では、ボディ用のトリートメントオイルは精油濃度1%以下を目安としている

なお、精油は日本では医薬品ではなく、雑貨として扱われています。
飲んだり原液を肌に塗ったりする使い方は、授乳中に限らず避けるべきものです。

以上のように、「どの精油を」「どう使い」「どのくらいの濃さにするか」をセットで考えてみてください!

授乳中に使えるアロマ・避けたいアロマ一覧!精油ごとの特徴と注意点

続いて、授乳中に比較的使いやすい精油と、注意したい精油を具体的にご紹介していきます。

最後に一覧表でまとめているので、精油選びの参考にしてみてください。

授乳中に使用を検討する際の精油の選び方

授乳中に精油を選ぶなら、「刺激がおだやかで、広く使われているもの」を基準にするのがおすすめです。

なぜなら、授乳中の安全性データは限られているため、使用実績が多く注意点もよく知られている精油のほうが、リスクを把握しやすいからです。

選ぶ際は、次のポイントをチェックしてみてください。

・学名や原産地、抽出部位が明記された100%天然の精油を選ぶ
・合成香料入りの「フレグランスオイル」などと区別する
・刺激の強い成分を多く含む精油は避ける
・母乳の分泌に影響すると言われる精油は選ばない
・妊娠前に使えていた香りでも、少量から試す

ちなみに、産後はホルモンバランスの変化によって、以前は好きだった香りが合わなくなることもあります。
体調や気分に合わせて、無理なく選ぶことも大切です。

迷ったときは、かかりつけの医師や助産師、アロマテラピーの専門家に相談してみてください!

ラベンダー・オレンジ・カモミールなどの特徴と注意点

授乳中に比較的取り入れやすいとされる精油には、ラベンダーやスイートオレンジ、ローマンカモミールなどがあります。

というのは、これらは古くから広く親しまれており、低い濃度で正しく使えば刺激が少ない精油として知られているからです。

それぞれの特徴と注意点は、以下のとおりです。

・ラベンダー(真正ラベンダー)
花のようにやわらかな香りで、アロマ初心者にも人気の精油。
ただし、カンファーを多く含む「スパイクラベンダー」は別の種類なので、学名(Lavandula angustifolia)を確認してから購入してみてください。

・スイートオレンジ
甘くフレッシュな香りで、気分を明るく切り替えたいときにぴったりです。
柑橘系の中では光毒性が少ないとされる反面、古くなって酸化すると肌への刺激が強まる点に気をつけましょう。

・ローマンカモミール
りんごのような甘い香りが特徴で、落ち着いた雰囲気をつくりたいときに向いています。
とはいえ、キク科植物にアレルギーがある方は使用を避けたほうが安心です。

また、同じ柑橘系でも、ベルガモットやレモン、グレープフルーツは注意が必要。
肌に塗ったあとに日光に当たると、シミや炎症などの肌トラブルを起こすおそれがあります。

いずれも「安全な精油」ではなく「比較的使いやすい精油」と捉え、少量・低濃度から試してみてください!

ペパーミント・ローズマリー・セージなど注意したい精油

一方で、ペパーミントやローズマリー、セージなどは、授乳中は使用を控えたほうが安心な精油です。

なぜなら、母乳の分泌に影響する可能性が指摘されていたり、乳幼児の呼吸に負担をかけるおそれのある成分を含んでいたりするからです。

主な精油の注意点を、以下にまとめていきます。

・ペパーミント
メントールを多く含み、乳幼児の顔の近くで使うと呼吸に影響するおそれがあります。
また、ハーブとしては母乳の出を減らすと伝えられてきました。

・ローズマリー
1,8-シネオールやカンファーを含む種類が多く、乳幼児のそばでの使用は避けたい精油のひとつ。

・セージ(コモンセージ)
神経への作用が指摘されるツヨンという成分を含みます。
さらに、伝統的に断乳時の母乳を減らす目的で使われてきた植物でもあります。

・ユーカリ
ペパーミントと同様に、乳幼児の呼吸への影響が心配される1,8-シネオールを多く含みます。

・ジャスミン
海外の研究では、花を乳房に当てたところ、母乳をつくるホルモン(プロラクチン)の値が下がったという報告があります。

・ウインターグリーン
サリチル酸メチルを多く含み、少量の誤飲でも中毒を起こすおそれがあるので注意してください。

授乳中はこうした精油を無理に選ばず、ほかのおだやかな香りで代用してみてください!

授乳中の精油一覧表|使用方法と安全性の根拠を比較する

ここまでの内容を、一覧表で整理していきます。

精油ごとの目安と注意点を比べながら、自分に合った香り選びに役立ててみてください。

精油名 授乳中の目安 主な使い方 注意点・根拠
ラベンダー(真正) 比較的使いやすい 芳香浴、1%以下のマッサージ 使用実績が多い。スパイクラベンダーと区別する
スイートオレンジ 比較的使いやすい 芳香浴 光毒性は少ないとされるが、酸化すると肌刺激が強まる
ローマンカモミール 比較的使いやすい 芳香浴 キク科アレルギーがある方は避ける
ベルガモット 注意して使う 芳香浴 光毒性あり。肌に使うならベルガプテンを除いたFCFタイプを
ペパーミント 避けたい ― メントールが乳幼児の呼吸に影響するおそれ。母乳を減らすとの言い伝え
ローズマリー 避けたい ― 1,8-シネオールやカンファーを含む
セージ 避けたい ― ツヨンを含む。断乳時に使われてきた歴史
ユーカリ 避けたい ― 1,8-シネオールを多く含む
ジャスミン 避けたい ― プロラクチン値が下がったという研究報告
ウインターグリーン 使用しない ― サリチル酸メチルによる中毒のおそれ

※上記は一般的な目安であり、安全性を保証するものではありません。

このように、「比較的使いやすい精油」でも使い方には注意が必要なので、表を参考に慎重に選んでみてください!

アロマは母乳や赤ちゃんに影響する?授乳中に知っておきたいリスク

ここからは、アロマが母乳や赤ちゃんにどのような影響を与えうるのかをお伝えしていきます。

不安を必要以上に大きくしないためにも、わかっていることと、わかっていないことを整理してみてください。

アロマの成分は母乳に移行する?科学的根拠を解説

精油の成分が母乳へ移行するかどうかについて、人を対象にした研究はほとんどありません。

ただし、精油の成分は分子が小さく、脂に溶けやすい性質を持っています。
そのため、理論上は体内に吸収されたあと、母乳へ移る可能性も否定できません。

実際に、米国国立医学図書館が運営する薬と授乳のデータベース「LactMed」でも、多くの精油について授乳中のデータが不足しているとされています。

なお、一般的に芳香浴で吸い込む量はわずかとされる一方、肌に塗る方法では体内に入る量が増えやすくなります。

このように、科学的な結論が出ていない以上、「体内に入る量をできるだけ少なくする」ことを意識してみてください!

精油の使用が母乳の分泌量に影響する可能性は?

一部の精油には、母乳の分泌量を減らす可能性が指摘されています。

というのは、ペパーミントやセージなどのハーブは、伝統的に断乳時の母乳を減らす目的で使われてきた経緯があるからです。

また、先ほど触れたように、ジャスミンの花でプロラクチン値が下がったという海外の研究報告もあります。

しかし、これらは小規模な研究や言い伝えが中心です。
精油の芳香浴によって母乳が減ると、はっきり示されたわけではありません。

逆に、「母乳の出をよくする」とうたう精油についても、確かな根拠は乏しいのが現状でしょう。

とはいえ、母乳の出が気になる時期は、該当する精油を避けておくと安心です!

赤ちゃんがアロマの香りを吸い込んでも大丈夫?

赤ちゃんがアロマの香りを吸い込むことには、注意が必要です。

なぜなら、赤ちゃんは体が小さく呼吸器も未熟なため、大人には心地よい濃さの香りでも負担になる可能性があるからです。

特に、メントールや1,8-シネオールを含む精油は要注意。
乳幼児の顔の近くで使うと、呼吸が苦しくなるおそれがあると指摘されています。

さらに、AEAJでは3歳未満の子どもには芳香浴以外の方法を行わないよう呼びかけています。
芳香浴であっても、香りが強すぎないか、換気できているかに気を配ることが大切です。

赤ちゃんの近くでは、「ほんのり香る程度」を目安にしてみてください!

新生児や低月齢の赤ちゃんがいる家庭での注意点

新生児や生後数か月の赤ちゃんがいる家庭では、とりわけ慎重にアロマを使う必要があります。

なぜなら、低月齢の赤ちゃんは肝臓や腎臓の働きが未発達で、体内に入った成分を分解・排出する力が弱いからです。

具体的には、次のような点に気をつけてみてください。

・赤ちゃんが寝ている部屋では使わない
・ベビーベッドの近くにディフューザーを置かない
・赤ちゃんの肌に精油を塗らない
・ママの手や服に残った香りにも配慮する

ちなみに、生まれて間もない赤ちゃんは、ママのにおいを頼りに母乳を探すとも言われます。
そのため、胸元に強い香りをつけないことも大切なポイントです。

生後間もない時期は、思い切ってアロマをお休みするのもひとつの方法です!

授乳中にアロマを安全に楽しむには?芳香浴やマッサージの注意点

ここでは、授乳中にアロマを取り入れる場合の具体的な注意点をご紹介していきます。

使い方を少し工夫するだけで、リスクを抑えながら香りを楽しめるので、ぜひ参考にしてみてください。

ディフューザーやアロマストーンを使う際の注意点

ディフューザーやアロマストーンは、置き場所と使用時間に気をつけることが大切です。

なぜなら、香りが空間にこもると、赤ちゃんが吸い込む量が知らないうちに増えてしまうからです。

使用する際は、次のポイントを意識してみてください。

・精油は製品の説明書より少なめの1〜2滴から始める
・使用は30分〜1時間程度にとどめ、こまめに換気する
・赤ちゃんの手が届かない高い場所に置く
・アロマストーンは誤飲のおそれがあるため、赤ちゃんの行動範囲に置かない
・キャンドルを使うアロマポットは、やけどや火災の危険があるので避ける

とくに、赤ちゃんがハイハイを始めると、行動範囲は一気に広がります。
置き場所は、成長に合わせて見直していくと安心です。

「少なめ・短め・高い場所」を合言葉に、香りを楽しんでみてください!

アロママッサージで気をつけたい希釈濃度と使用部位

授乳中にアロママッサージをするなら、精油を1%以下に薄め、胸元を避けて使うのが基本です。

というのは、原液や高濃度の精油は肌トラブルの原因になりやすく、乳房に塗れば赤ちゃんの口に直接入るおそれがあるからです。

1%の目安は、キャリアオイル10mlに対して精油2滴。
精油1滴は約0.05mlなので、この割合で計算できます。

授乳中は念のため、さらに薄い0.5%程度(10mlに1滴)から始めると安心でしょう。

また、使用部位は足やふくらはぎ、手など、乳房から離れた場所を選んでみてください。
赤ちゃんを抱っこするときに触れる腕や首元も、避けておくと安心です。

なお、はじめて使う精油は、腕の内側でパッチテストを行い、24〜48時間ほど様子を見ることも大切です。

肌に合うかを確かめてから、少しずつ取り入れてみてください!

授乳中に避けたい精油の使い方と保管方法

授乳中は、精油を飲む・原液のまま塗る・乳房に使うといった使い方は避けましょう。

なぜなら、こうした方法は体内に入る成分の量が多くなり、ママと赤ちゃんの両方に負担をかけるおそれがあるからです。

具体的には、以下のような使い方に注意が必要です。

・精油を飲む、うがいに使う
・原液を肌に直接塗る
・湯船に原液を垂らす(精油は水に溶けないため、肌に直接触れてしまう)
・授乳の直前に、胸元の近くで香りを使う

あわせて、保管方法にも気を配っておきたいところ。
精油は遮光瓶に入れてキャップをしっかり閉め、子どもの手が届かない冷暗所に置いてみてください。

ちなみに、開封後は1年以内、柑橘系は半年以内を目安に使い切ると、品質を保ちやすくなります。

安全な使い方と保管を徹底して、安心して香りを楽しめる環境を整えていきましょう!

赤ちゃんと同じ部屋でアロマを使用する際の注意点

赤ちゃんと同じ部屋でアロマを使う場合は、「短時間」「少量」「換気」の3つを意識することが大切です。

なぜなら、同じ空間にいる限り、赤ちゃんは大人と同じように香りを吸い込み続けるからです。

たとえば、ディフューザーのミストが赤ちゃんの顔に直接かからない位置に置くだけでも、吸い込む量は抑えられます。
寝かしつけ中や赤ちゃんが眠っている間は、使用を控えておくと安心です。

さらに、使っている間は、赤ちゃんの様子をこまめに観察してみてください。
くしゃみや咳が増える、機嫌が悪くなるといった変化があれば、すぐに使用を中止しましょう。

あるいは、ママだけが別室で香りを楽しみ、気分を切り替えてから戻るという方法もあります。

赤ちゃんの様子を最優先に考えながら、上手にアロマを取り入れてみてください!

授乳中にアロマを使ってしまったら?対処方法とよくある疑問

「うっかり注意が必要な精油を使ってしまった……」と不安になることもあるでしょう。

ここでは、そんなときの対処法や、よくある疑問への答えをお伝えしていきます。

授乳中に注意が必要な精油を使ってしまった場合の対処法

授乳中に注意が必要な精油を使ってしまっても、必要以上に慌てることはありません。

なぜなら、芳香浴で一時的に香りをかいだ程度であれば、体内に入る量はごくわずかと考えられているからです。

気づいた時点で、次のように対応してみてください。

  1. 使用をすぐに中止する
  2. 窓を開けて部屋を換気する
  3. 肌についた場合は、石けんと水で洗い流す
  4. ママと赤ちゃんの体調に変化がないか様子を見る

ただし、赤ちゃんが精油をなめたり飲んだりした場合は別です。
無理に吐かせず、すぐに医療機関や日本中毒情報センターへ相談してください。

落ち着いて対処し、気になる症状があれば早めに専門家を頼ってみてください!

アロマ使用後は授乳を控えるべき?搾乳は必要?

一般的に、芳香浴程度でアロマを使ったあと、授乳を控えたり搾乳した母乳を捨てたりする必要はないと考えられています。

なぜなら、吸い込んだ香りから母乳へ移る成分の量は、ごく少ないと推測されるからです。

むしろ、自己判断で授乳間隔をあけすぎると、乳房が張って乳腺炎などのトラブルにつながるおそれもあります。

とはいえ、これには明確な基準がありません。
高濃度の精油を広い範囲に塗った、誤って飲み込んだなどの場合は、自己判断せずに医師や薬剤師へ相談しましょう。

どうしても心配なときは、授乳前に医療機関へ問い合わせてみてください!

精油が肌や乳房についた場合はどうすればいい?

精油が肌や乳房についたときは、すぐに石けんと水で洗い流すことが大切です。

なぜなら、精油は肌から吸収されやすく、そのままにしておくと皮膚トラブルや、赤ちゃんの口に入る原因になるからです。

とくに原液がついた場合は、大量の水でしっかり洗い流してみてください。
乳房や乳首についたときは、授乳前に念入りに洗っておくと安心です。

また、目に入った場合はこすらずに流水で洗い、医師の診察を受けましょう。
洗い流したあとも赤みやかゆみが続くようなら、皮膚科への受診をおすすめします。

精油がついたら「すぐ洗う」を習慣にして、ママと赤ちゃんの肌を守っていきましょう!

どのような症状が出たら医師に相談すべき?

アロマの使用後、ママや赤ちゃんにいつもと違う症状が見られたら、早めに医師へ相談することが大切です。

なぜなら、精油による刺激やアレルギー反応は、時間がたってから現れる場合もあるからです。

赤ちゃんの場合は、次のような症状に注意してみてください。

・咳込む、ゼーゼーと音がする
・呼吸が速い、苦しそうにしている
・顔色が悪い、ぐったりしている
・吐く、発疹が出る
・母乳を飲みたがらない

一方、ママ自身に見られやすい症状には、以下のようなものがあります。

・肌の赤みやかゆみ、湿疹
・頭痛や吐き気、めまい
・母乳の量が急に減った

もし、赤ちゃんの呼吸が苦しそうな場合や意識がはっきりしない場合は、迷わず119番に連絡しましょう。
受診すべきか迷うときは、子ども医療電話相談(#8000)を利用する方法もあります。

「いつもと違う」と感じたら、ためらわずに専門家へ相談してみてください!

授乳中のリフレッシュにおすすめ!アロマ以外のリラックス方法

アロマに不安があるときは、ほかの方法で気分転換を図るのもひとつの手です。

ここでは、授乳中でも手軽に取り入れられるリラックス方法をご紹介していきます。

深呼吸やストレッチで手軽にリフレッシュする

道具を使わずにリフレッシュしたいなら、深呼吸やストレッチがおすすめです。

というのは、どちらも思い立ったときにすぐでき、赤ちゃんへの影響を心配する必要がないからです。

たとえば、鼻からゆっくり息を吸い、口から長めに吐き出す呼吸を数回くり返すだけでも、気持ちが落ち着きやすくなります。

また、授乳や抱っこで固まりがちな首や肩、背中をゆっくり伸ばすのも効果的。
赤ちゃんが眠っている間や、授乳後のちょっとしたすき間時間に取り入れてみてください。

ただし、産後の体調が戻っていない時期は、無理のない範囲で行うことが大切です。

まずは1日1回、深呼吸から始めてみてください!

音楽や照明を活用してリラックスできる環境をつくる

音楽や照明を工夫すれば、香りを使わなくても落ち着ける空間をつくれます。

なぜなら、耳や目から入る情報も、気分の切り替えに大きく関わっているからです。

具体的には、ゆったりしたテンポの音楽や自然音を小さな音量で流してみるのもよいでしょう。
赤ちゃんの寝かしつけにもそのまま使えて、一石二鳥です。

さらに、夜は明るすぎる照明を避け、暖色系の間接照明に切り替えるのもおすすめ。
夜間授乳のときも、まぶしさを抑えることで、ママも赤ちゃんも落ち着きやすくなります。

お気に入りの音と明かりで、自分だけのリラックス空間をつくってみてください!

育児の合間に取り入れたい短時間のセルフケア

育児で忙しい毎日でも、5分程度でできるセルフケアを取り入れることが大切です。

というのは、まとまった休息が取りにくい時期こそ、短い時間でこまめに心と体を休ませることが、疲れをためないコツになるからです。

たとえば、次のようなセルフケアを試してみてください。

・温かいノンカフェインの飲み物をゆっくり味わう
・蒸しタオルで目元を温める
・ハンドクリームで手を保湿しながらマッサージする
・好きな本や動画を少しだけ楽しむ

ちなみに、ハーブティーを選ぶ場合は、ペパーミントやセージなど、母乳への影響が気になる種類は避けておくと安心です。

また、つらさが続くときは一人で抱え込まず、家族や地域の子育て支援窓口を頼ることも大切。

自分をいたわる時間を少しずつ増やして、育児を乗り切っていきましょう!

まとめ

授乳中のアロマは、一律に禁止されているわけではありません。

ただし、精油の母乳への移行や赤ちゃんへの影響については、まだ十分にわかっていないのが現状です。
だからこそ、「精油の種類」「使い方」「濃度」の3つに気をつけることが欠かせません。

比較的取り入れやすいのは、ラベンダーやスイートオレンジ、ローマンカモミールなど、刺激のおだやかな精油。
反対に、ペパーミントやローズマリー、セージ、ユーカリ、ジャスミンなどは、授乳中は避けておくと安心です。

また、使う場合は芳香浴を中心にし、少量・短時間・換気を徹底してみてください。
マッサージなら1%以下に薄め、胸元を避けることが基本になります。

なにより大切なのは、ママが無理なくリラックスできること。
アロマに少しでも不安を感じるなら、深呼吸や音楽など、ほかの方法を選ぶのもよいでしょう。

迷ったときは医師や助産師に相談しながら、ママと赤ちゃんの両方にとって心地よい時間を過ごしてみてください!